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  • 02/14/05:58

03.20.00:27

霧島東神社では

今年の桜は早い。

小雨が降り出した都城からの帰り道、
誰もあんな夜に、染みだらけのベンチで一服している人などいず、
朝から何も食べずにいた私は、お腹が空いてコーラを買った。
ひと口飲んで炭酸に顔をしかめながら見上げると、
7分咲きの桜が見えた。
こんなところでひとり、弟の葬式の夜、雨の中で桜を見ている。
ドラマチックやなぁと思った。
それが去年の、今日から一週間ほど経った頃のこと。

今日、山間部の桜は、もう7分咲き。
kirishimahigashi.jpg









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03.18.23:44

花のあと ~映画~

kichise1.jpg北川景子に演技力があるとは思わないが、もう~貴女はそこにいてくれるだけでいい、と思っている。
真っ白いお肌と、ぷりっとした口元と、きっれーいな髪と、ニッコリ笑顔と、眉間にシワ寄せて口を尖らせてしゃべる表情が可愛くてたまらない。
見ているとニヤニヤして、いやらしいオヤジみたいになってしまう。
彼女に綾瀬はるかと吉瀬美智子を付けてくれたら最強。
想像しただけでも白くてつるつるで、くらくらする。
その北川景子が時代劇でどうなんだろう?と思っていたが、抑揚のないしゃべり方といい、眉間のシワといい、良い具合にハマっていて悪くなかった。

kitagawa1.jpg藤沢周平はいいなぁ・・・
市井の「必殺仕事人」のようなパターン。
筋がだいたい判っても、主人公の潔さにはいつだって感動させられる。
何も言わずに耐える、我慢する、って美しいな、と思う。

一度だけ竹刀を合わせた以登と孫四郎。
立派な剣士と認め合っていたふたりは、その試合で剣士としての尊敬以上の感情をお互いに感じた。
以登は孫四郎が自分を女だからと見くびらず、同じ剣士として戦ったことに感動していたが、既に許嫁が決まっている身であり、孫四郎にも格上の家への縁談が進んでいた。

孫四郎役の宮尾俊太郎は素敵だったー。
大きな肩幅、大きな体、大きくもなく小さくもない瞳、知的な口元、ピンと伸びた背筋、颯爽としていながら余裕のある立ち居振る舞い、全て素敵♪
おまけにダレエダンサーだなんて・・・・だから色気があったのね。
綺麗だわ。

そんな綺麗な二人に地味な甲本雅裕が絡むが、これにやられた。
以登の許嫁で、東京に勉強に行き4年も帰ってこない才助。
昼行燈と言われながらも後に出世し、以登との間にも7人の子どもを持つことになる。
以登が孫四郎を慕っていることを知りながら、愚かな陰謀に嵌められて死ぬことになった孫四郎の一件を解明し、以登が孫四郎の代わりに決着をつけることを見守る。
いつもご飯を食べてるかお酒を飲んでるか、の才助だが、彼の心の大きさが物語を温かな印象にする。
いつもの「決着」をつけるパターンが切ないけれども、優しく包んでくれる愛との始まりの物語としてラストを迎える。
途中までは北川景子と宮尾俊太郎♪と思っていたのに、ラストになるにつれ気持ちは、才助~♪
彼の大きな心は、以登と孫四郎との「気持ちの三角関係」のまま、ぎゅっと一緒に抱きしめる。
そうできたのは、以登が心から孫四郎を思っていたから。
その真剣さ、一途さを認めたから、才助は受け入れたのだろう。
以登を信頼し、認めていたから、孫四郎のことをも愛したのだと思う。
わかるかなぁ~、この気持ち。

回想シーンが多用される演出はあまり好きではないが、出演者が皆とても素敵だったこと(小悪人の市川亀次郎も)、藤沢周平の、我慢・憧憬・決着というお決まりとはいえ心の琴線に触れる物語に、単純だが感動した。
気持ちを封印しながら、美しい景色に面影を見て誰かを思っている、そんな姿は美しいなと思った。
そして、そんな誰かに出会えたことは、報われようがなかろうが、幸せなことだなと思った。
hananoato.jpg
監督は「青い鳥」の中西健二。
前作に引き続きセリフはあまりなく静かな演出だが、今回は少しメジャーな作品だからか、ちょっと頑張りすぎてるような雰囲気は感じた。
もう少し、良いぐあいに変化してくれるんじゃないかと次回作にも期待。

03.14.22:50

どうしてもなら神式で

たまに弟の携帯に電話をかけることがある。
ソフトバンク同士だったので、呼び鈴が鳴る前にププッと音がしていた。
以前は「おかけになった電話は電波の届かない場所か、電源が入ってないため・・・」というアナウンスが聞こえてきていた。
でも、近頃は「こちらはソフトバンクです。おかけになった電話番号は現在使われておりません」と、流れてくる。

それでもたまにかけてしまうのは、私にとってどうしたものか判らないが、『けんぼう』というアドレスを選んで発信ボタンを押し、「使われてない」というアナウンスが流れるまでの、何秒にも満たない真っ暗なイメージの無音を聞く胸の痛みは、塵ほどの期待と、かさぶたを剥がす気持ちにも似て、止めることができない。

昨日、いつもの金ピカのお寺でお経を聞きながら、死んだらこの意味が判るんだろうか?と、いつものように考えていた。
弟は神社参りやお墓参りをよくやっていたようだが、お寺に参っていたとは聞いたことがない。
お寺も、弟の戸籍のある母方が日蓮宗だから日蓮宗のお寺にお願いしているが、父方ならば曹洞宗になる。
お経も、南無妙法蓮華経と、南無阿弥陀仏、違ってくる。
私が死んで、どうしても葬式を出さないといけないなら、神式でお願い、と家族に伝えた。
でも宮崎八幡はいやだ。
同級生だし、彼から口上言われたらポルターガイスト現象を起こすかもしれん・・・・(笑)
takachiho3.jpg














03.13.09:07

一年忌

今日はちょっとだけ早いけど、弟の一年忌。
3月になってから、去年の今頃は・・・・と考えてしまい、まるでカウントダウンを聞くようで落ち着かず、また、今年は花粉症も再び顔を出し、気分のスッキリしない日々を過ごしている。

昨日は南に行ってきた。
春なのでスイートピーの花束を置いてきた。

03.10.22:09

雪がふる

yuki2.jpg今日はお昼前から都城。
山之口あたりからミゾレが降り始め、市内に入った頃には雪!という大きさになっていた。
青空が顔を出し、陽が差してきたので、もう降り止むわね・・・と思い、写メ撮りに夢中になった。
早水神社では、生け垣の緑に真っ白な雪が積もってとても綺麗だった。
ますますお天気になってきたので、完全に止むな、と、ひと仕事終わって外に出るとまた降ってきた。
耳がちぎれて落ちそう・・・・・

近くでラーメンを食べて外に出ると、降りがやたらとすごくなった。
恒例の「行った先では三社参り」で、まず神柱宮。
yuki3.jpg久しぶりーの一年振り。
色々あったけど無事に過ごせたことを、ありがとうございます、と伝えてきた。

次は初めての旭丘(ひおか)神社。
見つけられずにウロウロしている間に雪が上がった。
こじんまりとした佇まいだけど、雰囲気のある素敵なところだった。
お参りして、階段を下りようとした頃に雪が再び舞ってきた。
神社と粉雪。
絶妙の取り合わせ。

最後は母智丘神社。
ここもだいたい一年振り。
去年の春、母智丘のゴルフ場に行った帰りに寄ったんだった。
神柱宮同様、色々あったけど、私は無事です、ありがとうございました、と伝えてきた。
社の後ろに陰陽石~だの、馬頭観音だの、稲荷神社だの、と看板があったので、興味本位で見てみたが、うう~ん・・・・・わからん。
でも、そんなこんなしていたら、雪が思い切り吹雪いてきた。

yuki4.jpg一面、落ちてくる雪、雪、雪。
「いま、私は能登に来ています。雪景色が綺麗でしょう?」
なんて写メしても信じてくれそうな降雪。
宮崎にいて、あれだけの降雪の中にいたのは初めてだった。
綺麗だった。





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