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02.25.02:08 [PR] |
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08.07.16:57 死して屍拾うものなし |
時間があったので、普段昼間は観ないテレビをつけて、何気にチャンネル動かしていたらとても懐かしい番組が始まった。
「大江戸捜査網」
今回は杉様じゃなく松方弘樹編。
生家には祖母が一緒に住んでいたので、小さい頃は「水戸黄門」「江戸を斬る」「大岡越前」「銭形平次」「大江戸捜査網」「影の軍団」を普通に見ていた。
江戸の町がどこかにある、と信じていたので、私は祖母に「おばあちゃんはお江戸が好きだから、いつか45が連れて行ってやる」と、言っていたらしい・・・・・
余談だが、東京の街では週に一度、怪獣が現れ、地球防衛軍が戦っている、とも思っていた。
東京の友だちにその話をしたら、惚れられた。。。。。。
それにしても昔の時代劇はセクシーだ。
殺陣にしても自然にはだける裾、そこから見えるふともも、あの美しさは男冥利につきる。
また、何気に登場する拷問シーン。
縄で女性がしばられ、水なんかかけられる。
すごい。
時代劇で、というか日本髪がそれはそれは良く似合う女優が土田早苗。
私が唯一熱く語れる連続ドラマ「あかんたれ」のとうさん(船場の問屋の長女)糸子。
誇りに満ち、頭が良く公平で優しく、そして家を守るために芸者になる、という役柄。
その芸者姿の綺麗だったこと!
映画「SAYURI」を許せなかったのは、「あかんたれ」の土田早苗が誇り高く美しかったから。
花登筺せんせいのトンデモ脚本なので、ホントのところはわからないが、私の中の芸者像は土田早苗で作られた。
その土田早苗が隠密同心・稲妻お竜。
格好良いーーーーーーー!とうさん!
博多人形のようだ!
この人、殺陣のときに目を閉じない。
それがいい。
大楠道代は閉じまくり、、、それじゃだめだよー。
それに隠密同心・井坂十蔵!瑳川 哲朗。格好良いーーーーーーー!
ドラマにしろ映画にしろ、ヒーローもので何人か登場する場合はたいてい二番手に惹かれる。
アカレンジャーよりアオレンジャーが好きだったし、ルパンより五右衛門が好き。
主役は役柄としてどこか頼りなく、それでも最後に決める!よりか、横で、ちょっとひねくれたようにピカッとして、ドカッとして、最初からバッチリ頼りになる感じがいい。
普段の井坂十蔵の黒の着流し姿、敵に殴り込みかけるときの真白い着物姿、美しい♪
今はあまり見かけなくなったけれど、女優も男優も、殺陣がきれいでバシッと決まる。
って、女優は土田早苗しか覚えてないけど、とにかく綺麗で色っぽくて素敵なんです。
大原麗子の死、というニュースをゆうべ見て、あれだけ綺麗だった人だから、自分の醜くなった姿は誰にも見せずに死んで腐って、美しい女優らしくて格好良いと思った。
人間らしくて動物らしくて良いと思った。
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08.07.02:21 良心の領界 |
人はつねに成長します。注意力を増大させ高めるものは、人が異質なものごとに対して示す礼節です。
新しい刺激を受け止めること、挑戦を受けることに一生懸命になってください。
自分自身を脱却できる場所により深く入り込んでいくこと。
時間は消えていくものだとしても、場所はいつでもそこにあります。
商業を意に介さない思想と実践的な行動のための場所を維持するようにしてください。
みずから欲するなら、私たちひとりひとりは、小さなかたちであれ、この社会の浅薄で心が欠如したものごとに対して拮抗する力になることができます。
暴力を嫌悪すること。国家の虚飾と自己愛を嫌悪すること。
恐れないことは難しいことです。ならば、いまよりは恐れを軽減すること。
傾注すること。注意を向ける。それがすべての核心です。眼前にあることをできるかぎり自分のなかに取り込むこと。そして、自分に課された何らかの義務のしんどさに負け、みずからの生を狭めてはなりません。
傾注は生命力です。それはあなたと他者とをつなぐものです。それはあなたを生き生きとさせます。いつまでも生き生きとしていてください。
良心の領界を守ってください。
~スーザン・ソンタグ
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08.05.02:34 日本が好き、でもあなたたちは嫌い |
星やラインでゴテゴテと飾り立てたデザインとしては最悪の星条旗(だいたいワンダーウーマンのコスチュームを見れば、あれに品がないことはわかる)、トリコロールのフランス国旗も、チャオ♪なイタリア国旗も、日の丸の旗の潔さには敵わない。
バイクに乗った不良だって、特攻服の茨城ヤンキーのほうが、でぶでぶでボサボサのアメリカ暴走族より品があると思っている。ま、それは言い過ぎだな・・・
私は日本人に脈々と流れる、品の良さが好きだ。
服装にしてもインテリアにしても、基本、美しい=ゴテゴテしない、のである。
どれだけすっきり見せるか?が品の良さのポイントだと私は思う。
そうなると、白地に赤丸のみ、という日の丸の旗の美しさは、どこのデザインだって敵わない。
「国旗・国歌を敬わない自由」
ある公立学校の教師が、そう言って国歌斉唱を長年やっていないそうだ。
その人は、どこの国の人であるつもりなんだろう?
第二次大戦中、彼の父親が中国人をスパイだと信じこんで殺した。
それは誤りであったと、父親の死後に判った。
彼は父親のような人たちを生んだ教育の象徴である日の丸・君が代を敬わない、と言う。
「君が代」の歌詞、「君」が天皇だろうが自分の愛する者であろうが、解釈は人それぞれではいけないのだろうか?
それを同じ解釈にして反対している人たちが、「自由」を盾にするのはとても変なことだと思う。
靖国神社についてもそうだ。
8月15日に靖国に集う人々を、戦争を体験してない世代が批判する。
なぜそんなことができるのか、私にはわからない。
先の大戦中、戦場で命を落とした人たちを、現代国家の礎になった、、、とは言いたくない。
なぜなら、あの戦いは「やらされた」ものであり、死んでいった大半は、それで新しく素晴らしい国家が生まれるなど、信じて死んでいっただろうか?
それでも、そんな彼らを祀る場所が靖国ならば、靖国を参ってどうしていけないのだろう?
靖国を大切に思っているのは、決して街宣車で乗り付ける右翼ばかりではない。
あそこに行けば会いたい人に会える、そう信じて信仰している人たちがいる。
そんな思いを、大切にしてあげたいと思う。
マスコミの人心操作(意図してやったとは言わないが)については、郵政民営化のときの選挙でハッキリと自覚したことだが、思想を活字にして大量に人々に配布できる、という強みは大戦中にも利用された。
だからあの頃の新聞に躍った言葉を、そのまま鵜呑みにする人はまずいないだろう。
ある特定の人たちをのぞいて・・・・
相撲の世界で「土俵には女が上がってはいけない、なぜならそこは聖域だから」という理由を、「あらら・・・そうだったのね」と、普通に疑問も持たずに受け入れることのできる女が好きだ。
「聖域」、そんな場があることは、文武両道で生きていれば、または自然を敬う気持ちを持っていれば、そこまで大袈裟でなくても、日本に住み流れていく四季を感じて暮らしていれば普通に身につくものだ。
そこには「男女平等」なんて馬鹿げた考え方はない。
ダメだからダメ、ただそれだけだ。
それに理由をつけたがるのは、太陽が東からのぼって西に沈むことを、どうしてなんだ?と尋ねることと同じ。
自分の国を批判して、そして信じることができなくて、いったい彼らはどこの国に向っているんだろう。
終戦記念日がやってくる。
私は日本人としての誇りを、しっかりと胸に抱いた日本人でいられたらなぁ・・・と思ってる。
ま、そこまで大袈裟でなくても。
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08.03.01:36 TRANSIT TOUR |
それぞれの場所へ辿り着けるよう・・・・そこは過去でも現在でも未来でも。
サイコーーーーーー♪
何が最高って、曲の構成。
新しいアルバムだけではなく、えええええ!こんな曲をっ!と言わせて泣かせる曲のオン・パレード。
だって宮崎に来たの、21年ぶりって・・・・もおう!
思い出すと21年前は東京にいた。
東京にいる私に、高校の同級生たちが「そっちじゃいい席で観られんやろう」と、チケットをとってくれた『アラー
ユーミンのライブを観るために宮崎に帰った・・・そのころはまだスカイメイトが使えたし。
その後、ユーミンは宮崎でライブをしていない、そんなライブに行けて本当に良かった、と思った。
今回は、何を考えたのか宮崎に帰ってきてくれたユーミン。
新旧おりまぜたラインナップは号泣もの。。。
一曲目は「航海日誌」~コバルトアワー
二曲目「ベルベット・イースター」~ひこうき雲
三曲目「ピカデリー・サーカス」~そしてもう一度夢みるだろう
ここまでの、演劇仕立ての演出が格好よすぎ。
「時のないホテル」は曲自体がすごくドラマティックなので、駅のホームのような、飛行機の貨物室のような、なにかを待ってるような出て行くような、そんな雰囲気のセットの中、ピアノと一緒にメリーゴーランドのように動き回り、そして空を飛ぶユーミンは格好よかった。
そのあと早変わりをして客席からユーミン登場!で、ますます掴みはオッケー。
だいたい一曲目の「航海日誌」で掴まれてるんだけど、がっちりロックされた感じ。
新しいアルバムから続けて3曲歌ったあとに
また新曲がきて
「青いエアメイル」~OLIVE
「ジャコビニ彗星の日」~悲しいほどお天気
新曲はさんで
「守ってあげたい」~昨晩お会いしましょう
新曲
「14番目の月」~14番目の月
「水の影」~時のないホテル
アンコール
「ダンデライオン~遅咲きのたんぽぽ」~VOYAGER
「埠頭を渡る風」~流線型’80
ざっと新曲以外を並べてみるとスゴイ!
一枚目のアルバム「ひこうき雲」から「VOYAGER」まで、ほとんどのアルバムから一曲ずつは歌った。
「VOYAGER」は、私が高校時代にユーミンを意識して聴いたアルバムだったので嬉しかった。。。
なんてったって「時のないホテル」に「青いエアメイル」に「ジャコビニ彗星の日」「水の影」を生で聴けるなんてー!
新曲なんていいから、何もかも名曲なんだから、思い出ツアーでも全然いいから!
観客、たいてい泣いていた。
もちろん私も泣いていた。
ユーミンも泣いていた。
毎年なんて来なくていいから、せめて5年に一度ぐらい来てね!
待ってるし。
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08.02.02:31 ちょっと興奮してきた |
初めて聴いたのは「真珠のピアス」。
私が、こいつには何が何でもかなわない!と思っていた高校の同級生がユーミンの「パールピアス」のアルバムを持っていて、聴かせてもらったときの何とも言えない高揚感が忘れられない。
これが大人の女なんだー。
男と別れるときには、最後のいじわるで、ベッドのすみにピアスをしれっと置いて帰るもんなんだ。
そう思った。
けど、そういう別れを経験したことがなく、実際にやったことはない。
というか、できないなぁーーーー。
できれば、少しは可愛い女になれるんだと思う。
「真珠のピアス」以降、これはっ!とハマった歌詞は「コンパートメント」。
すれ違う同じコロンに、振りむいてしまう
声たてて笑ったあとに、遠くを見つめるくせ
そこはたまらん。
いまだにイメージがわかないのが「あの日にかえりたい」。
少しだけ滲んだアドレスを、どの扉にさしてあの日に帰るのかがわからない。
そこのとこのイメージが今でもわかない。
72年10月9日~♪
というところが、どうしてだかものすごく好き。
この曲は意味なく好き。
考えていたらすごく聴きたくなった。
最新アルバムは結局聴いてないけど、大丈夫よね?
やはり今までで一番好きなのは「時のないホテル」。
「セシルの週末」から最後の「水の影」、素晴らしすぎる。
楽しみーーー♪ってこんな古いのは歌わんやろう。。。