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02.25.15:08 [PR] |
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07.17.00:54 浅く深くねむる |
読めば読むほど、この大人っぽいけど嫌味のない達筆な文字が、何とも言えず愛おしい。
「温かい励ましをありがとう、子供たちにも紹介して、一緒に喜びあいました」
私が愛してやまない偶像が、ちゃんと喜んでくれる。
ファン冥利につきる。
空気が流れる。
こんな生ぬるい夜の中でも。
見えないからだだけ何処かへ置いて、仮の住処へ戻るのだろうか。
目を閉じれば会えるあの人は、今夜も私を待っている。
空しいとも思えず、側にいられるなら嬉しいと思う私は、
いつもどおり目を閉じる。
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07.15.17:48 チェイサー ~映画~ |
判り切ってることだけど、それ(作品)を真面目に語る気にもなれないのは冷めてしまったからではない。
逆。
本物に気付いたのにフィクションには酔えない。
そうなってくると残念なことに、フィクションとしての物語にわくわくドキドキするジャンルとしてぴったりハマってしまったのがこの作品。
ただの雇われポン引き店長は元刑事。
店の女の子が最近次々といなくなるが、まさか連続殺人事件に繋がっているとは思いもせず、さらわれて売り飛ばされている!と、相手をつきとめる。
犯人のふてぶてしさときたら、ポン引きじゃなくとも殴って殴って殴り殺してやりたいぐらい。
犯人は住所不定で、彼の『殺しの館』にはまだ息のある娼婦がいるのに見つけることができない・・・・
犯人の供述内容が、連続失踪事件・連続殺人事件と結びついたために、警察も死体を探す、『家』を探す、同時に元刑事も手掛かりを持って『家』を探す・・・・
ヤキモキ度、1000%。
何度観ながら舌打ちしてしまったことか!
ネタバレして良けりゃ愚痴りたい。
元刑事めー!あんたの持ってる手掛かりは、警察に渡すべきじゃーーーーー?
観終わって、それまでのストレスは吹き飛んだが、ラストシーンに妙に心が動いた。
寂しくて、悲しくて、それでもとても優しくて、美しいシーンだった。
闇に降る雨は、きっといつだって孤独な魂を包んでいるんだろう。
見えない未来を、非情な決意を持ってひととき流しているのだろう。
不器用な優しさを、その場だけに閉じ込めて、密やかに熟成させているのだろう。
タイトルはセンスないけど、終わってみるとすごく好きな作品でした。
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07.14.23:40 お月さまもさすがに開店休業 |
たいてい南と北の窓を開け放していたら、寒くなるほど風が入る。
冬なんか最低だけど、風通しが良いのは気に行っている。
橋向こうに新しいマンションが建ち、夜景の顔がまた少し変わった。
住み始めた9年前、目の前の大型薬局は「かわだ」という、ボロで小さなお店だった。
しばらくすると大型薬局にトランスフォームした。
そのトランスフォームぶりが面白くて、半日観察していた。
大型薬局になったおかげで、目の前がスッキリした。
新しいマンションにも、灯りがともるようになった。
たったそれだけで景色が変わる。
それにしても今夜は星がよく見える。
ここからあれほどの星が見えるのだから、少し走ればもっと綺麗にたくさんの星が見えるはず。
走っていきたい。
行けないから気持ちだけでも走らせてみる。
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07.14.09:16 くじけそうにはなるけどさー |
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07.12.23:40 瀧川先生と25名の仲間たち |
今日は小学生の部と高校生Bパート、一般の部。
一般の部は夕方からで、映画仲間のS氏が都城市民吹奏楽団で出場、金賞をとったらしい。
おめでとうございます♪
小学生の部では我らがO淀小学校吹奏楽部、金賞&九州大会出場が決定した。
娘らは8月29日の大会目指し、夏休み無しで練習。。。私は毎朝お弁当つくり、まぁいいか。
体調崩さず、元気にやってほしい。
今年の初めに県北の高千穂小学校吹奏楽部を取材させてもらった。
顧問になって3年目の瀧川先生と29人の子どもたち、保護者数名に話をきいた。
小さな町の小さな学校にも関わらず、20年ほど前に地元の音楽好きな住職が熱心に応援して、全国大会にも出場したことがある、という歴史がありながら、部員数激減でつぶれかかっていたこと、瀧川先生(ほとんど素人だった)が顧問を引き受けてからは入門書を読みながら部員を指導し、または半ば強引に生徒を勧誘し(笑)ようやく形になったのが3年前。
去年の予選でも素晴らしい演奏を聴かせ、金賞受賞したけど九州大会の切符は手にすることはなかった。
しかし、少人数だからこその音の輝き、まとまりは観客たちの心に深く残るものだった。
私が取材したいと思ったのも、ひとつは格好良い女教師とお知り合いになりたかったのもあるけれど(笑)、色んなところから聞こえてくる評判のもと、を知りたかったから。
実際にお会いした彼女は、色白で背が高く、スタイルよし、しかしズッコケお笑い系の、とても魅力的な素敵な女性だった。
だからこそ、若い彼女を周りの保護者たちも応援しているのだろう。
そして今日。
瀧川先生と25名の子どもたちの演奏は、他のどの団体より素晴らしいものだった。
少数精鋭、といった感の音、西本智美ばりの格好良いルックスな瀧川先生の指揮、なんといっても全体から溢れている情熱は、観客に大きなメロディの波となって伝わった。
演奏終了後、万雷の拍手がそれを物語っていた。
結果は金賞。
しかし、金賞受賞4校のうち、高千穂小学校だけが九州大会への切符を手にすることはなかった。
最後に名前を呼ばれた学校には悪いが、一瞬空気が凍った。
控え目な拍手は、何故?どうして?と言っていた。
私がO淀小だと知っている彼女は、私をみて、まず「おめでとうございます」と言った。
私は素直に喜べず、とっっっっても素晴らしかったです、とだけ伝えた。
「夢を断たれました・・・」
彼女はそう言って笑ったけど、彼女と子供たち、応援している保護者たちの気持ちを思うと、胸が張り裂けそうだ。
演奏を聴いたときには、一緒に九州大会に行ける!と確信したのに。
顧問になってまだ4年目、そんな年月の差なのだろうか?
それとも素人にはわからない、いけない部分があるのだろうか?
どうしても納得いかない結果に、ひどく後味の悪い予選会だった。
高千穂町立高千穂小学校吹奏楽部。
是非、名前を覚えておいてください。