忍者ブログ

45style book Get real

広くて浅い頭で素直に頑張ります。
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[09/24 your eyes only]
[09/24 your eyes only]
[07/24 only your eyes]
[06/13 harupy-15]
[06/07 岡山のTOM]

02.12.22:44

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 02/12/22:44

07.29.00:34

ラブシーンはきらい

torisashi.jpg映画やTVドラマに出てくるベッドシーンやラブシーンが嫌いです。
物語の流れで、どうしても必要ならば良いのですが、意味なくでてくるのはスゴク苦手。
だいたい、他人がキスしてたり、セックスしてるのなんて、たとえフリであっても見たくない。
嬉しくもなんともない。

趣味が合わない監督が犬童一心。
私は「ジョゼと虎と魚たち」も好きじゃない。
この作品のラブシーンがまず大嫌いだった。
これまた私の大嫌いな妻夫木聡がぴちゃぴちゃ音をたててキスしてた。
それを監督はわざとさせている、あれは演出だ、と「ラブシーンはやはりディープキスでしょう」と事もなげに話していた。
勘違いも甚だしい。

女性ファッション誌の「抱かれたい男」特集も嫌い。
だいたい、その人のことを知りもしないから見かけだけで選ぶしかないのに、抱かれたい呼ばわり、ってどうかしてる。
二次元でしか知らない人の事なら、見かけが好き、としか私は言えないなぁ。

映画でベッドシーンが必要だと、思いつくものでは
「愛のコリーダ」
「天城越え」
「透光の樹」
「青い体験」
「エマニュエル夫人」
「ラマン」
「チョコレート」
「9ソングス」
「運命の女」
「kissingジェシカ」
「モンスター」
「ラスト、コーション」

「天城越え」「青い体験」は少年の心に迫るものですが、それ以外は女性の体と心の成長がテーマになっているものばかり。
ただ、「愛のコリーダ」は、巨匠には悪いけれど、もう少しなんとかならないかなぁ。
このシーンはいるんだろうか?とウンザリするシーンがいくつか。
「エマニュエル夫人」はとりあえず出したけれど、もともとポルノですよね。

この中で文句なく好きなのは「チョコレート」のラブシーン。
ベッドシーンで感動して泣きそうになったのは初めてだった。

今日、「必死剣 鳥刺し」を観た。
作品としては面白かった。
剣で戦うシーンがけっこう胸に迫った。
藤沢周平らしい時代劇で、主人公が報われないけど健気で自分や周りにたいして誠実で、よーし私も頑張るぞ、という気になった。
残念だったのがラブシーン。
豊川悦司と池脇千鶴のラブシーンなんか見たくない。
せめて池脇千鶴がもう少し大人な女性だったらまだ我慢するけれど、あんな子どもみたいな女の子、気持ち悪い。
豊川悦司の体がぶよっとしてたから尚更イヤだった。
そういえば彼、「今度は愛妻家」で誰かとキスシーンがあったような・・・そんなに顔を動かさなくても・・・と思った記憶が。

単に私の好みかな。
頭の悪いハリウッドアクション映画みたいに、グッドルッキングな男と女を出しておいて、ドカーン!ドカーン!ブチューみたいなのはまず観ないんだけど、今日の「鳥刺し」のラブシーンにはちょっぴりそんな雰囲気を感じたもので・・・・・
PR

07.27.11:58

ケンタとジュンとカヨちゃんの国~映画~

kenta.jpg若者たちが成長しようとする、自分たちを囲む何かから飛び出そうとする、そうなると、やはりロードムービーになるのだろうか。
長~い道のりでネタバレします。

都会に住んでいたころ、「ここは私の居場所ではない」と、心のどこかで感じていた。
または、周りにひどく迷惑をかけた父をひどく憎んでいたころ、何もできなくなって家から一歩も外に出られなくなった。
その両方とも、私にとって何よりも大切な「私の根っこへの誇り」を見失っていた時期だった。

自分がこの世にうまれた証明、それを誇りに思うこと。
それはどんなにささやかであっても、とても大切なこと。
もしかすると誰もがそんな「誇り」を探し求めて生きているのかな、と思う。

この作品の三人は、自分に対しての誇りが曖昧だ。
幼い頃から施設で暮らし、成人しても自分の足で立てない、立つための自信を失っているケンタとジュン。
多くの男に抱かれることでしか、自分の存在理由を見いだせないカヨちゃん。
彼らは今まで住んでいた場所を壊し、いじめていた男の持ち物を壊し、唯一の肉親に会いに行く。
ただし、その肉親はケンタくんのお兄さん。

ケンタくんとお兄さんが両親を亡くし施設に入ったとき、すでにジュンくんはそこにいた。
その時点で、ケンタくんはジュンくんよりも精神的優位に立っていることが切ない。
ぼくは両親を知っている、お兄ちゃんもいる、でもジュンくんには何もない、と。
しかし、その思いは人を弱くもさせる。
拠り所にしていたものが壊れたとき、同時にその人も壊れてしまうから。
ジュンくんが、周りに馬鹿にされながら、自分のことだけ考えていられるのは、彼が最初から何も持っていないからだ。

俺とおまえは違う、ケンタはジュンくんに何度も言う。
それは彼の誇りを確かめる言葉であると同時に、彼の弱さでもある。
ジュンくんには意味がわからない。
わからないからジュンくんはケンタくんより、本当は強い。

ジュンくんに付きまとうカヨちゃんは、もっと強い。
彼女は自分自身を知っている。
自分の生き方を持っている。
自分が生まれたことを誇らない。
誰かのぬくもりを、常に求めなければ立っていられない生き方だとしても、彼女はそれで立派に立っている。
愛されたい、愛されたい。
愛の意味も知らず、愛の意味を知らない誰かに、その言葉をまるで食べ物やお金のように求めている。
きっとその言葉を聞くことが、彼女の誇り。
そして知らないから、ケンタくんよりジュンくんよりカヨちゃんは強い。

ケンタが二度見た、光はなんだろう?
彼が持つ、「根っこ」から離れた世界への入り口か。
何もかも失ってしまえば楽になるのに失うのは怖い、全て失って生きるには寂しすぎる環境から、自分を解き放つ場所へ導く光。

ジュンくんにはケンタくんしか肉親と呼べる人がいなかった。
肉親じゃないけど、兄弟同様に暮らしてきたから。
そんなケンタくんがお兄さんを失ったことに傷つき、自分を見失っている。
ジュンくんはケンタくんを取り戻したい。
だからケンタくんを銃で撃った。

カヨちゃんの最後の顔。
知らない男の車から叩き出されたのはなぜだろう?
ヒッチハイクで拾われた男に身体を求められ、拒否したか?
それともカヨちゃんから求めて男から拒否された?
どちらにしても(その解釈は重要かも、だけど)カヨちゃんは、また自分だけで立っている。
「私を愛してる?」
その問いにうなずいたジュンくんがいる。
この先、会えるかどうかもわからないけど。


「道」や「イージ・ライダー」や「ノッキンオン・ヘブンズドア」を思い出した。
で、松田翔平も安藤サクラも魅力的だし、内容もこれだけ考えさせられるんだけど、もう少しなんとかならなかったかなぁという印象。
比喩、こんな雰囲気、そういう表現がわかりづらい。
ちょっと投げっぱなしな印象。
最初の三人の独白まではとても良かったのに。
松田翔平の存在感が良いので惜しい。
安藤サクラも、もっと絡ませればよかったのに、と思う。
なんか惜しい作品です。

07.25.10:21

からっぽだけど

人づきあいの上手じゃない知り合いがいる。
その人の不器用さは意地悪ではなく、その人なりの洒落なんだと思う。
言葉使いを見ていると、あはは・・・・と笑える、そうきたかーと感心する。
判った気持ちになっているのではなく、なんとなく、私はその人を気にしている。

夕べ、娘とDVDを借りに行き、「空気人形」をみつけた。
よせばいいのにまた、観る気持ちになった。
そうそう・・・・まったく、よせばいいのにー。
http://45style.blog.shinobi.jp/Category/6/2/

私はこの作品が好き。
この作品に流れる空虚な感じ。
空虚なのに温かい感じ。
空っぽなのにどろどろした感じ。
空っぽなのに重い感じ。
人の気持ちって、そうじゃない?

目をそむけずに見ていると、私も同じだと思う。
何かに嘘を、誰かに嘘を、つかずにいったい誰が生きている?
見てほしくない自分を持たず、いったい誰が生きている?

見てほしくない私を持った私にも、青空は美しい。
88345b52.jpegそよ風はそよそよ吹いて、緑の匂いを運んでくれる。
海はあいかわらず強くて、波はいつでも綺麗な模様を見せてくれる。
夜空はやさしくて、月の光はこんな私のことも照らしてくれる。
何もかもが愛おしい世界。

誰もが汚いものを持っていて、だけどあまり自覚しないね。
でも気付いたら、世界はもっと美しい。
人は今より愛おしい。
そして生きている。

あの人形みたいに、心だけ、何度もゴミ捨て場に捨てられて、
汚くて、自分を見失っていても、そんな場所にも太陽が輝く。
そよ風がふく。
心は汚くて、そしてきれい。
でね、ダメダメだよねー、って素直に笑える人は素敵だよ。

07.25.09:26

夏がきた

ほら、、、人工衛星。
今年はあなたの夏を、わたしにくれませんか。

ゆびさされた夜空に、夜間飛行の光。
小さく瞬いて見えた。
あれ、飛行機じゃん!
その時から、私の夏は、あなたが持ってる。

07.18.23:16

8月は演奏旅行

毎日、毎日、ここ何週間かは土日もなく、まさに1週間ぶっとおしで練習してきた我らが吹奏楽部。
夕方7時前、練習が終わったことに音楽室に上がると、暑さと子どもたちの臭いで気持ちが悪くなるほどの環境。
そこで、なるべく外に音がもれないように床には毛布を敷き、窓は閉めきり、60人近い子どもたちが毎日練習していた。
その姿はたまに憎たらしくもあるが、健気で一生懸命で、子ども嫌いな私が、知らない子に「上手になったね!」「気をつけて帰ってね!」なんて声をかけられるようになったほど。

その59人の子どもたち。
今日は宮崎県吹奏楽コンクール。
県の予選だった。
口蹄疫で無観客の措置がとられ、高校野球の予選同様、保護者のみ。
それも6年生の数だけしか入場できなかった。
また、今年は入場に際しての決まり事が厳しく、チケットを持っていない人の入場は絶対にできなかった。
あ、チケットがなくて観客席に行くことができなかったのは私です。

子どもたちは見事金賞を受賞、8月末に佐賀市で開催される九州大会に出場する。
「全国行くぞー!」なんて言ってましたが、行くってそりゃ嬉しいけど、お金が・・・・・・・・(^^ゞ
まあ、頑張ってくれたまえ。
ということで、今年も湯布院映画祭には行けないです。

<<< PREV     NEXT >>>