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  • 02/09/06:42

12.30.23:48

今年のmy favorite 女優

久しぶりなのに愚痴ったので趣味に走る。
昨日は「ミッション・インポッシブル/ゴースト・プロコトル」を観たんだけれど、トムちんはまあいつものように格好良く、アクションも面白く、楽しかったんだけれどポーラ・パットンが!
あの「デジャヴ」や「プレシャス」で超~素敵だったポーラ・パットンが、全然綺麗じゃなかった。
ということで、今年素敵だった女優。

「アレキサンドリア」のレイチェル・ワイズ。
芸術や学問は、特権階級のものなんだな。。。
奴隷を奴隷扱いするヒュパテイアは悪くない。
だってそんな世の中だったんだもの。
AGORA1.jpg










「愛する人」のナオミ・ワッツ。
もう最高。
あの目、あの口元、どう考えたって誘ってるとしか思えない。
(誘ってないんだけど・・・)
naomi1.jpg








「冬の小鳥」のキム・セロン
演技というか演出なのでしょうが、この子はとても素晴らしかった。
「アジョシ」を見逃したのがとても残念でなりません。。。

fuyu.jpg










「キック・アス」のクロエ・モレッツ。
洋画で今年大ブレークは彼女でしょう。
kick-ass.jpg










「プリンセストヨトミ」の綾瀬はるか。
大阪の街を走るシーンは狙ったものだとして、それでもあれが印象に残らないはずはない!
princesstoyotomi.jpg










「阪急電車」の谷村美月。
ごんたわらみほでいいです。
あなたはほんとに・・・・
このシーンは今後、邦画界にずーっと残る名場面だと思う。

gontawara.jpg






「冷たい熱帯魚」の黒沢あすか。
確かに彼女は魅力的だったけど、映画はいまひとつ。

kurosawaasuka.jpg






これは今年じゃないけど「六月の蛇」の黒沢あすか。
好きだった。
rokugatsunohebi.jpg






「恋の罪」の神楽坂恵。
彼女はとても頑張ってたし、光ってた。
だけど映画は、やはりいまひとつ。
言ってしまえば「男の妄想映画」。
男性は好きだと思う。
kagurazaka.jpg








ということで、年明けて「恋の罪」の原稿を作ろうかな。

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12.30.22:47

愚か者の考え

今年もあと1日。
今年はすーごく色んなところに行ったので、私の車の年間走行距離が随分のびた。
ティーダちゃん、今年も頑張りました。
ありがとう。

今年の出来事といえば、年明け1月に宮崎では新燃岳が噴火。
あの時は、いったいこれからこの場所がどうなってしまうんだろう?と、とても不安だった。
小林市内の小林青果市場にある小さな食品会社の記事を書いたばかりだったので、彼らの毎日の無事を祈った。
青果市場の中で市場食堂という食堂をやっている。
穏やかでとても素敵なご家族だ。
ずっと彼らがあのまま穏やかに幸せに暮らしていってくれたらと思う。
そのために私もずっと応援しようと思うので、小林に行ったら市場食堂!芋もちならきりしま食品!鍋なら丹治鍋だし!これで決まり!

3月の東北大震災。
あれ以降、マスコミが流す情報には必ずどこかの意志が加わり、操作されているものなのだということに気付いた。
世の中には、物事を広く、遠く見ることができない人たちがとても多いことも。
「痛みの共有」という言葉がよく使われたし、今でも使う人がいる。
愛してもいない、会ったこともない他人の心の痛みを、共有などできるはずがない。

東北大震災は、同時に原発事故を引き起こしたことで、阪神淡路大震災とは性格が異なる。
阪神淡路のように、お金や人手の支援で人や街を復興させるということではない。
住んでいる人たちを放射能のリスクの少ない場所に避難させ、生活の基盤を作り、そのうえで放射能汚染された土地をいつか人が住めるようにするという3つの仕事がある。
だからまずは集めるお金は街の復興よりも、被災した人々が築く新しい生活のために使うべきだと思う。
震災ガレキを含む放射能汚染されたもの全て、福島原発の場所ひとつに集める。
そして完全に隔離する。
日本中にばらまかない。
馬鹿みたいな共有をしない。

「私が受けた苦しみを、あなたたちも受けなさい」
東北の人たちが、そんなことを望んでいるとは思えない。
くだらない政府や上辺だけの行政、あの出来事をしっかりと把握していない人たちが「痛みの共有」など平気で言う。
現状を正しく説明し、その上でどうするかを考え、道筋をたてる、どうやらそんなことを多くの人たちは望んでないのかもしれない。
私が同じ目にあったら娘のためにも他所で暮らす。
そのための資金がほしい。
集まった義援金をいただきたい。
そう願う。
そう願っている人たちもいるのではないかと思うが、そんな声は聞こえてこない。
マスコミは、くだらない政府や上辺だけの行政、あの出来事をしっかりと把握していなくて、または何らかのお金の流れに乗っている人たちの味方だからだ。

私はひどい愚か者だが、愚か者なりにちゃんと考えたいと思う。
今年は大変なこともあったけれど、それはとても良い教訓になった。

12.15.09:12

未来を生きる君たちへ ~映画~

ここのログインパスワードを忘れそうなぐらい更新してなかった。。。
11月から昨日までゆっくりいくつも映画観たり、ブログ打ったりする時間が本気でなかったー。
そう言いながら、実は東京で「恋の罪」を観た。
すーごく語りたいけれど、まだ宮崎未公開なので我慢する。
やはりいつもの園監督だったなという印象は変わらなかった。目立つぞ、ブルース・・・悪い意味で。。。

昨日観た「未来を生きる君たちへ」

アフリカとデンマーク、この二つの物語には理不尽な行為に傷つけられる人、傷つける人が登場します。
そしてそこに、ただ存在する自然の姿。
そこにある自然に、傷ついた心をゆだねるように、体を預ける人の姿。
ただそこに存在する自然、それに癒されようとする人の姿。
その姿は、登場人物の中で誰よりも優しく大きな心を持つ少年エリアスそのもののような気がします。

彼は誰よりも優しいから誰よりも傷つけられるけれど、彼の大きな心、損得ではなく心からの犠牲を見たことによって頑なだったクリスチャンの心が溶けていきます。
それはまるで傷ついた心と体を湖に浮かべ、たゆたうエリアスの父親の姿のようです。
エリアスの父親もまた、息子の大きさを知ることによってアフリカで怒りにまかせて彼が行ってしまった行為から気持ちを切り替えることができたのではないでしょうか。

でも、人間です。
同じように怒りにまかせて再び愚かなことをするかもしれません。
それでも何度でも私たちは悔いながら、改めながら、生き直しながら暮らしている。
そんなものではないかと思います。
何があっても愚かな人がいる。
愚かだった自分に気づいて生き直す人もいる。
それでもまた愚かなことをするかもしれない。
それで良いと思います。

そんな人間たちを地球は抱えて回っています。
山は大きく、海は青く、空は高く美しく、いつだって変わらずに私たちを包んでいます。
あの大きな自然の中で人間がいったいどれだけのものなのでしょう。
どんなに虚勢を張っても、心の弱さから誰かを傷つけても、暴力にうったえても、それらがどんなに小さく愚かであるか。

思春期の子どもを持つ親としても、とても考えさせられる作品でした。
クリスチャンの苛立ちや怒り、強くありたいと願っている姿は、すごく理解できました。
エリアスの悲しみもすごく理解できました。
自分もそんな時期を通ってきたなぁと感じ、今、私が娘に対して彼女が必要としているときにその思いを受け止めている自分であるか?考えました。

道徳の教科書のように正しいことばかりできる人間はいませんし、いたとしたらそんな人、堅苦しくて気持ち悪いです。
公平に平等に、をモットーにして、人数分ないからと配給の品物を配ることをしなかったどこかの避難所みたいなもの。
でも、清い理想論ではそれが正しいのです。
世の中を生きるにはそれだけではダメだと知ったとき、クリスチャンのように傷ついて、反発するのではないでしょうか。

耳を傾けること、真実を伝えること、真摯に生きること、小さな私たちにできるのはそういうことだと思っています。
そうして少しでも大きな心を持つこと。
やられる前にやれ、やられたらやり返せ、力だけで解決するような事柄を許してはいけません。
自分の中の弱さを見つめることができない人間が、そんな見せかけだけの強さに頼ります。
それでも周りには必ずそんな人がいます。
ならばそんな人とは関わらない。
傷つきながら少しずつ、スムーズに暮らすすべを見つけて行くこと、この作品では色んな事柄が交錯するように見え、実はとてもわかりやすく伝えてくれていたと思いました。

自然のように「赦し」を惜しみなく与えることができない人間ならば、「向きあう」しかありません。
それができない他人ならば関わらない。
親子ならば、親が真摯であれば必ずいつか赦しあえると信じます。

ある意味、面白いつくりの作品でした。

10.31.22:18

ひとり旅は映画館と

ひとり旅、というほどでもないけれど、毎年ある仕事関係で九州内の各県や運がよければなかなか行けない香川県だとか宮城県仙台市なんてところに行ける。
ただし、その3日間あるいは2日間に見聞きする内容には、ある一定の我慢や忍耐も必要な場合もある。
(手放しで素晴らしい!と感じることもある(^^ゞ)
それはさておき、自分のお金ではなく旅費など出してもらう身分で文句は言えないし、行った先々で私は必ず個性的な映画館に行き、ひとりで映画を観て帰ることを楽しみにしている。

始めて行った香川県高松市のソレイユ。
http://kagawa-soleil.co.jp/
ここは街の真ん中に市立美術館があるという、オシャレな街だ。
それに何と言っても驚いたのが、これ↓
http://www.kagawa-rff.org/pc/index.html
すごい~画期的。
なんとなく盛り上がってるのか盛り下がってるのか判らない雰囲気だけれど、できることならこういう頑張ってる企画は続いていってほしいなと思う。

街の中、飲み屋街以外アーケード内のお店はほとんどが夜の8時には閉まっていたのには困った。
映画の帰りにホテルにコーヒーを持って帰ろうと思っていたのにっ!
映画館はアーケードからちょっとだけ入った、まるで中庭のような場所に建つ小さなビルの中にあった。
新しくはなく、時間待ちをしていると他のお客さんが「寒いから持って行ったほうが良い」と、置いてあったブランケットをすすめてくれた。

観たのは「アフタースクール」。
確かに劇場の中は寒く、ブランケットが役に立った。
観終わってとても良い気持ちで映画館をあとにして、ビルの目の前にあるエスニック料理屋に入ろうかと思ったが閉店していた。
仕方がないのでホテルの人がすすめてくれたうどん屋に行った。

同じ年に鹿児島にも行けた。
この時はミッテ10で綾瀬はるかの「ICHI」を観たんだった。
これはホントにスローモーションの多用がもったいない作品だったと思う。
せっかくの綾瀬はるかのアクションが台無しだと思った。
映画館からホテルまでの道、歩いて帰った道のりはとても気持ちが良かった。

次の年が仙台市。
ちょうど広瀬川で灯篭流しと花火の日だったので、ホテルで行き方を尋ねて地下鉄に乗って見に行った。
生まれて初めて一人で見た花火と灯篭流しは切なくて、ちょっと良い感じだった。
なんだかこの時、私はひとつ大切なものを諦め、ひとつ大切なものを得たように思う。
花火を見て、行ってみたのが仙台フォーラム。
http://www.forum-movie.net/sendai/
時間に間に合わず、映画は観ることができなかったのが残念。
小さくてここも新しくはないけれど、中で働いている人たちが若く、頑張ってる雰囲気が伝わってくる映画館だった。

その年、九州では福岡市。
福岡市ではソラリアシネマで「空気人形」を観た。
http://fsc-ent.jp/cinema/
ここは確かバス乗り場があるビルだったと思う。
なーんとも薄暗くて、ビルの上階なのにアングラな雰囲気のところだった。
11月いっぱいで閉館になるとは残念。
この劇場で観た「空気人形」の衝撃は忘れられない。

kokura1.jpgそして今年は北九州市、小倉。
ここには小倉昭和館がある。
http://www2.ocn.ne.jp/~showakan/
とあることで何年か前から顔見知りのM日新聞のI氏。
彼が実はかなりの映画通だということが、ひょんなことから判り、以来ちょくちょく映画についてのあれやこれやをメールでやりとりしている。
その彼が小倉にいるということで、是非ご一緒してください!とお願いして案内してもらった。

その日の小倉は小雨、それに風が強くて少し肌寒かった。
小倉駅からモノレールで2駅目の旦過駅。
駅員さんに映画館の場所を尋ねると、「ホラ、そこの路地、赤ちょうちんが見えるとこ歩いて行ったらつきあたりを左、駐車場みたいなのが見える向かいの道を行ったとこにあるよ」。
kokura2.jpg上から見下ろした景色は、ちょっと暗めの飲み屋街。
ホントに赤ちょうちんの灯りしかない細い路地、そこに並んでいるお店は中華屋にお好み焼き屋、韓国料理屋、雰囲気ありすぎ。
雨の路地、水たまりにうつるのは赤や青のネオンの灯り。
「夜がまた来る」に「ヌードの夜」だ、これは。
石井隆の世界だ。
そんなところにちょこんと建っていたのが小倉昭和館。
http://www2.ocn.ne.jp/~showakan/
素敵すぎる。
ここでも若い人たちが働いていた。
宮崎では見ることができなくなった丸い窓のチケット売り場。
まるでパチンコの景品交換所みたいなところ。
だったんだけど、映画館の中に入ってチケットを買うやり方が身に付いてしまっている私は、そのまま映画館の中に入り、ロビーを物色してから「阪急電車」のチケットを買ってしまった。
ずうずうしい客だと思われただろう・・・・ごめんなさい。

しばらくしてI氏が到着。
久しぶりの彼は、まるでとても懐かしい友人を迎えるようにそれはにこやかに応対してくれ、映画まで少し時間があったので、すぐ裏の旦過市場を案内してくれた。
kokura3.jpg映画館から市場までがまた・・・・私たちは二人とも100円の傘をさし、小さなお稲荷さんの前を通りぬけ、夢に出てきそうなとても狭い路地をくぐり、ぱっと開けたところが旦過市場だった。
昔ながらの店が並ぶ狭いアーケード。
豆屋、自家製のかまぼこ屋、寿司屋、うどん屋、キムチ屋、とにかく見ているだけで楽しい。
雑多でどこか健全なだけじゃない活気のある雰囲気が素敵だった。
そういえばモノレールでは、私の目の前に座っていた男性のスーツがキラキラで、いかにもヤクザ風で嬉しくなったっけ。

そうして観た「阪急電車」は、とても気持ちの良い映画だった。
そこにたどり着くまでの心の動きがプラスされて、きっともっと清々しく良い映画になったんだと思う。
I氏がそのあと連れて行ってくれたブルースバーも素敵だった。
ミッキーカーチスのひげが短くなったような格好良いマスターがいて、店の奥には小さなステージ、ドラムセットが並んでた。
I氏の「カサブランカのボガードとピーター・ローレとシドニー・グリーンストリートはほとんど3人で色んな映画に出ている」という映画のよもやま話を聞きながら、楽しくコーラを2本飲んだ。
宮崎からのお土産の風門は、もう飲まれただろうか。
たったあれっぽっちでは申し訳ないぐらいお世話になってしまった。
駅前通り、二人でびゅーびゅー風に吹かれて歩いたことはずっと忘れないと思う。

色んな街で、素敵な人たちや映画館、映画のあと、部屋でひとり眠るときの心の温かさといったら。。。。
ホテルでのひとりの時間は、それまでの時間をゆっくり私に抽出してくれ、もう一度それまでの何もかもをとても好きにさせてくれる。
そして心からありがとうと、幸せな気持ちで眠るのだ。
 

10.30.19:45

アリス・クリードの失踪~映画~

alice.jpgたぶんネタバレします。
演出、物語の作りは面白かったけれど、
正直やっぱり・・・という感が。
で、この「やっぱり」から後は、ちょっと失速かなと思うー。

たった3人の出演者。
誘拐されるアリス、誘拐犯のヴィックとダニー。
彼らはただの誘拐犯と人質だった。
しかし、そこには秘密の三角関係が存在していた。

その三角関係が発覚したあと、ヴィックのエディ・マーサンが上手。
そこまでは「どう転ぶ?!」という展開にドキドキさせてくれたが、その後はもう決まりきった展開になってしまった。
ダニーの事が可愛くて可愛くて仕方ないヴィック。
でもダニーはアリスにネタばらしをしてしまうようなおバカさん。
携帯を奪われ、警察に通報され、そのうえアリスからヴィックにも事の成り行きをチクられる。

アリスはヴィック同様おりこうさんだから、余計なことは言わない。
自分とダニーが恋人同士だった・・・なんて。
ただ、ヴィックはダニーに裏切られたことに腹を立てるどころかひどくショックを受ける。
ヴィックはダニーを心から愛していたから。

ヴィックとダニーが誘拐の準備をすすめる場面、アリスを誘拐してからベッドに縛り、写真を撮ってジャージに着替えさせるまではとてもスリリングでスタイリッシュ。
犯人のひとりが馬鹿、という作りは仕方ないのかな。
ふたりともがイカレていたら「ファニーゲーム」になるし、ふたりともスマートなら物語にならない。
出だしのスタイリッシュな感じから、「バウンド」みたいだなぁと思っていたら、ある意味そうだった。

ラストはヴィックとしては可愛さ余って憎さ100倍のダニーだけれど、心から愛していたから撃たれて本望だったろうし、ダニーもヴィックに撃たれて出血多量。
ひとり残ったアリスはキツイ思いをしたものの、棚ボタのように新車と大金が転がり込み、嫌っていた家をあのまま出て行く・・・のだろうか・・・・・
う~ん。。。
できることならもうひとつ考えてもらいたかった。

ああ・・・・馬鹿は可愛い。
だけど馬鹿は馬鹿。
馬鹿をビジネスパートナーにしちゃいけない。
教訓。
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