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  • 11/21/19:16

11.01.16:19

未来は巻き取る

あれから3年経ったんだなと、夕べ娘の同級生がFBにつぶやいていて、
そのつぶやきに同じ小学校だった子たちが何人も返信していた。
そうだね、うん。
昼間、同じことを思い出していたよと私も返信した。
あれから、、、それはとても不幸な事故だった。

あの年、私は春に弟を亡くした。
秋、運動会が終わり、初冬の風が吹き始めたころ、ある少年が亡くなった。

春の風がとても強い日、
私はひとりで弟が亡くなっていた海岸に行った。
彼の車が寂れた駐車場の隅に停まってた。
ぼろぼろの駐車場、一番端っこに停められた青いフェアレディにはひどい違和感があった。
彼が死に場所に選んだ廃墟のようなあの場所が何だかとても怖かった。
いちゃいけない気がした。

11月、少年の棺を載せた黒い霊柩車は小学校の運動場を走った。
運動場には1年生から6年生までがぐるっと周りを囲んでいた。
少年が同じ学年のみんなと合唱で歌った「With you smile」が流れていた。
もう二度とあんな光景は見ることはないだろう。
見ちゃいけないと思った。

あの年、私はやりたかった仕事をやっと始めることができた。
そのころ弟が失踪した。
少しの間にいろいろあった。
また彼に邪魔をされたと思った。
でも彼の腐った死体を見たときに、それまで私が持っていた感情などあまりにもバカバカしくぶっとんだ。
好きも嫌いも見栄えも金も地位もなにも、ホントは何の意味もない。

死と再生は同じ場所にある。
それは私が気付いた真理だ。
同じ根っこから生まれた弟を亡くして、
少年の霊柩車を見ていた私が、3年かかってはっきり気付けた。
彼らはそんな風に、必ず誰かに何かを残している。
少年は今でも11月が近づくと、同級生たちに何かを思い出させる。
彼らはきっといつか、今以上のなにかを感じることがあるだろう。
それはとても大切なことだ。

弟も少年も、もしかすると今頃は世界中のどこか、もしかすると宇宙のどこかで生まれ変わり、笑っているかもしれない。
まだあの世と呼ばれるところにいるのかもしれない。
それはわからないけれど、私や、私の住んでる町に住む14歳の少年や少女たちの心の中にちゃんといる。
そして何かを必ず気付かせる。
また何年か経ったとき、この時のためにあの日があったんだと、誰もが思う時が必ずくる。
tree_of_life_teaser.jpg
11月1日、そういうことを考える。









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いたみと癒し
2012年12月21日金

あれから3年
いろんな事がありすぎて

駆け抜けていった3年
すっかり変わってしまったようで
なにも変わっていないようにも思う

いろんな痛みと想いをかかえて
ぼくらは
すこしは成長したのだろうか

最近、友の夢をみなくなった

それでも、あのカンパニュラは
いまも青々と葉をひろげている
今年の夏は咲かなかったけど
来年はきっと素敵に花開いてくれるだろう

君の心に暖かさと笑顔が
いつでも輝いていますように

そしたら
ぼくも輝いていられる気がする

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