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12.14.23:38 私は生まれなおしている |
スーザン・ソンタグの「良心の領界」を読んだのは何年前だったろう。
本にアンダーラインなんて普通引かないけれど、この本だけはアンダーラインだらけだ。
彼女の言葉、そしてこうありたいと願う姿勢が好きだ。
傾注すること
真摯であること
真実を語ること
その3つの言葉に人が人と生きていくうえで大切なことの全てがあると私は思う。
豊かな知性を持つことは、とてもセクシーで魅力的なことなのだと、彼女を知って感じた。
彼女が生きていたなら!
いや、彼女が生きていなくても、私は彼女が会いたいと思ってくれる女性になりたい。
スーザン・ソンタグが会いたいと思ってくれる女なら、きっと思慮深く、広い視野を持ち、何ごとにも真摯に取り組み、自分にも他者にも心をいつわらず、そしてとても美しく魅力的にちがいない。
スーザン・ソンタグ14歳から30歳までの日記が彼女の死後、息子のデヴィッド・リーフ編集で発刊されている。
先週、Amazonで中古を安くで手に入れた。
バカバカしい選挙、自民党や維新を支持する国民やそれを煽るマスコミのいやらしさを忘れたい。
大好きなアイスクリームやプリンを食べるみたいに、ちょっとずつもったいつけて読んでいる。
自分が知性に牛耳られるのを許すつもりはないし、知識とか知識のあるひとを崇拝するなんてとんでもない!
知識と称して事実を着々と溜めこむのは勝手だけど、これだけは要求する。
知識の集積は、基本的な感受性の反映としてなされるべきだと。
私はあらゆることをやるつもり。
経験を評価するひとつの方法を身に付けるため。
それは自分に歓びか痛みか、どちらをもたらすか、それが基準。
で、きわめて注意深く痛みをともなうことを拒むつもり。
また、あらゆる場所に歓びがあるはずだという期待を捨てず、歓びを見つけるつもり。
それはどこにでもあるんだから!
全面的に没入する・・・あらゆることが大切だ!
私が放棄してもいいと思うのはただひとつ、あきらめる権利、引きさがる権利、それはなくてもいい。
順応と知性とを唯々諸々と受け入れること、そんな権利はいらない。
私は生きている・・・・・私は素晴らしい・・・・・・ほかに何かある?
~1949,5,23の日記~
これだけの自分自身への真っ直ぐな思いを16歳の彼女がつづっている。
そしてこの思いは53年たった2002年、来日して語ったときと何ら変わっていなかった。
「私は生きている、私は素晴らしい」
これはただのナルシズムの言葉ではない。
思春期においては、たしかに自己に深く入り込み自己を見つめる。
はたして私は正しいのか?間違っていないか?自問自答する。
手放すことのできない自我を自分でなぐさめ、なんとか折り合いをつけ、そして生きて行く。
その気持ちが痛いほど込められた言葉だ。
あの世で私は彼女を探す。
心からそうしたいと願っている。
あなたなら何と言うだろう。
本にアンダーラインなんて普通引かないけれど、この本だけはアンダーラインだらけだ。
彼女の言葉、そしてこうありたいと願う姿勢が好きだ。
傾注すること
真摯であること
真実を語ること
その3つの言葉に人が人と生きていくうえで大切なことの全てがあると私は思う。
豊かな知性を持つことは、とてもセクシーで魅力的なことなのだと、彼女を知って感じた。
彼女が生きていたなら!
いや、彼女が生きていなくても、私は彼女が会いたいと思ってくれる女性になりたい。
スーザン・ソンタグが会いたいと思ってくれる女なら、きっと思慮深く、広い視野を持ち、何ごとにも真摯に取り組み、自分にも他者にも心をいつわらず、そしてとても美しく魅力的にちがいない。
スーザン・ソンタグ14歳から30歳までの日記が彼女の死後、息子のデヴィッド・リーフ編集で発刊されている。
先週、Amazonで中古を安くで手に入れた。
バカバカしい選挙、自民党や維新を支持する国民やそれを煽るマスコミのいやらしさを忘れたい。
大好きなアイスクリームやプリンを食べるみたいに、ちょっとずつもったいつけて読んでいる。
自分が知性に牛耳られるのを許すつもりはないし、知識とか知識のあるひとを崇拝するなんてとんでもない!
知識と称して事実を着々と溜めこむのは勝手だけど、これだけは要求する。
知識の集積は、基本的な感受性の反映としてなされるべきだと。
私はあらゆることをやるつもり。
経験を評価するひとつの方法を身に付けるため。
それは自分に歓びか痛みか、どちらをもたらすか、それが基準。
で、きわめて注意深く痛みをともなうことを拒むつもり。
また、あらゆる場所に歓びがあるはずだという期待を捨てず、歓びを見つけるつもり。
それはどこにでもあるんだから!
全面的に没入する・・・あらゆることが大切だ!
私が放棄してもいいと思うのはただひとつ、あきらめる権利、引きさがる権利、それはなくてもいい。
順応と知性とを唯々諸々と受け入れること、そんな権利はいらない。
私は生きている・・・・・私は素晴らしい・・・・・・ほかに何かある?
~1949,5,23の日記~
これだけの自分自身への真っ直ぐな思いを16歳の彼女がつづっている。
そしてこの思いは53年たった2002年、来日して語ったときと何ら変わっていなかった。
「私は生きている、私は素晴らしい」
これはただのナルシズムの言葉ではない。
思春期においては、たしかに自己に深く入り込み自己を見つめる。
はたして私は正しいのか?間違っていないか?自問自答する。
手放すことのできない自我を自分でなぐさめ、なんとか折り合いをつけ、そして生きて行く。
その気持ちが痛いほど込められた言葉だ。
あの世で私は彼女を探す。
心からそうしたいと願っている。
あなたなら何と言うだろう。
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Re:私は生まれなおしている
2012年12月31日月
こんばんは。
今年も押し詰まりました。
9・11の折のニューヨークタイムズへの勇気あるソンタグの投稿を読みました。
大変なバッシングを浴びたそうですが、彼女と彼女を非難した人間のどちらが間違っていたかは、すでに歴史が証明しています。
彼女の投稿を掲載したニューヨークタイムズにも、ジャーナリズムの矜持を感じます。
見習わなくてはと思います。
45さんも持ち前の勇気と正義感を見失うことなく、困難な時代に立ち向かってください。
2013年が貴女とご家族、ご友人にとって良い年になりますように、ご祈念いたします。
Re:Re:私は生まれなおしている
ありがとうございます。
彼女が今まだ生きていてくれたなら、日本の状態を何と伝えるだろう?と思います。
彼女の考え方はすごくシンプルです。
どうしてそうなるのか?
何故そう口に出すのか?
どうしてその文章を書いたのか?
何故あの行動を起こしたのか?
いろんな何故を自分の頭で考える、自分の目で見る、自分の耳で聞く、そうでなければ真実は語れない。
それだけです。
とても単純だし、そのとおりだと思っています。
でも、世の中のほとんどの人はそうではないように思います。
文章を文章のまま読み、
言葉を言葉のまま聞き、そうしてそれが真実かのようにまた語り、書く。
バカにバカって言ったら本気で怒るから普通は言わないですが、たまに我慢できなくなります。
目を閉じたり、耳をふさいだままでいたいと思うことがたくさんあります。
私のほうが変なのだろうかと思います。
そんなときにスーザン・ソンtナグの本を読むとホッとします。
onlyさんにも大変お世話になりました。
お母さまはお元気ですか?
今夜はまた寒くなりました。
寒い年越しになるのでしょうか。
どうかお体ご自愛され、お元気で。
たまに、ぶらっとあの市場に行きたくなります。
彼女が今まだ生きていてくれたなら、日本の状態を何と伝えるだろう?と思います。
彼女の考え方はすごくシンプルです。
どうしてそうなるのか?
何故そう口に出すのか?
どうしてその文章を書いたのか?
何故あの行動を起こしたのか?
いろんな何故を自分の頭で考える、自分の目で見る、自分の耳で聞く、そうでなければ真実は語れない。
それだけです。
とても単純だし、そのとおりだと思っています。
でも、世の中のほとんどの人はそうではないように思います。
文章を文章のまま読み、
言葉を言葉のまま聞き、そうしてそれが真実かのようにまた語り、書く。
バカにバカって言ったら本気で怒るから普通は言わないですが、たまに我慢できなくなります。
目を閉じたり、耳をふさいだままでいたいと思うことがたくさんあります。
私のほうが変なのだろうかと思います。
そんなときにスーザン・ソンtナグの本を読むとホッとします。
onlyさんにも大変お世話になりました。
お母さまはお元気ですか?
今夜はまた寒くなりました。
寒い年越しになるのでしょうか。
どうかお体ご自愛され、お元気で。
たまに、ぶらっとあの市場に行きたくなります。
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