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45style book Get real

広くて浅い頭で素直に頑張ります。
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02.12.16:51

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  • 02/12/16:51

09.03.10:01

umin.jpg面白い波がきている。
それに自然と、いつの間にか乗っている。
嫌がってない。
それってすごいことだ。




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09.02.08:36

これはなに?

me.jpg岡山のTOMさんから届いたブツが、あまりにも美味しかったので、種を空いていた鉢に植えた。
というか、埋めた。
気付いたら芽が出ていた。
ちょっとびっくり。
これ、ホントに桃?
すごく立派に、「芽です」って佇まいなんですが・・・・





芽だけじゃ何なので、綺麗なmetroのおふたり
metro2.jpg





09.01.22:51

ホントはすごく語りたい熟女について

kaera.jpgどこをどう見ても東洋人顔、な娘はハーフに憧れている。
「なんでー?天海祐希にそっくりじゃーん!格好いいじゃ~ん♪」と母親が目をキラキラさせても、
「イヤだぁ。ベッキーとかカエラがいいい」と、言う。

そりゃ私だって貴女をハーフに生んであげられりゃ嬉しいわよ。
だけど、そんな機会がなかったんだもん・・・・・

ベッキーも木村カエラも、まぁいいけれど、テレビを観ている娘が、私を呼んだときには黒木メイサか綾瀬はるかが画面に登場している。
このふたり、私たちふたりともがお気に入りなので、今は「任侠ヘルパー」が欠かせない。
76e26b60.jpeg「メイサは格好良いけど、やっぱりいい女は40からだって思うんだー」と私が言うと、
「えーーーーーーーーーーーーーーー?じゃあ、なおみちゃんのママとか、こっちゃんのママとかーーー?」
いや・・・それは勘弁。
家事して子供の世話してるイメージしかわかない人は、また別プレイですわ。
熟女は、そこはかとない色気があって、もっと知りたい!って相手に思わせなきゃあねぇ。
私もだんだんわかってきたぞ。

でも考えてみたら、ベッキーも木村カエラも黒木メイサも綾瀬はるかも、娘にしてみたらみんな年上。
熟女の域に達しているかもねぇ。

1140e58f.jpeg






 

08.18.20:46

おばあちゃんの家

obaachanoie.jpg祖母はもう話すことはできないかもしれない。
倒れたその日に見舞ったときには、次の日延岡に行くんだと言った私に「気をつけて行ってらっしゃい」と言ったのに。
ICUのベッドの上で、一日、一日容体は悪くなる。
一昨日より昨日、昨日より今日。
開けていても見えているのかも分からない瞳が、たまに大きく見開かれる。
その度に私は嬉しくて、「わかるー?45よー」と言う。
祖母は眉をよせて顔をしかめる。
母は「のさんねー」と手を握る。

すごくイヤなんだけど・・・
祖母がとても快適に過ごしていた海のそばのグループホームに、もう彼女は帰れない。
荷物を片づけに行った母が、一枚の紙をみつけた。
それは「手紙~親愛なる子どもたちへ~」という歌詞のコピーだった。


年老いた私が ある日 今までの私と違っていたとしても
どうかそのままの私のことを理解してほしい
私が服の上に食べ物をこぼしても 靴ひもを結び忘れても
あなたに色んなことを教えたように見守ってほしい

あなたと話す時 同じ話を何度も何度も繰り返しても
その結末を どうかさえぎらずにうなずいて欲しい
あなたにせがまれて 繰り返し読んだ絵本のあたたかな結末は
いつも同じでも 私の心を平和にしてくれた

悲しいことではないんだ 消え去ってゆくように見える私の心へと
励ましのまなざしを向けてほしい
楽しいひと時に 私が思わず下着を濡らしてしまったり
お風呂に入るのをいやがるときには思いだしてほしい
あなたを追い回し 何度も着替えさせたり 様々な理由をつけて
いやがるあなたとお風呂に入った 懐かしい日のことを

悲しい事ではないんだ 旅立ちの前の準備をしている私に
祝福の祈りを捧げてほしい
いずれ歯も弱り 飲み込むことさえ出来なくなるかもしれない
足も衰えて立ち上がる事すらできなくなったなら
あなたが か弱い足で立ち上がろうと私に助けを求めたように
よろめく私に どうかあなたの手を握らせてほしい

私の姿を見て悲しんだり 自分が無力だと思わないでほしい
あなたを抱きしめる力がないのを知るのはつらいことだけど
私を理解して支えてくれる心だけを持っていてほしい
きっとそれだけでそれだけで 私には勇気がわいてくるのです

あなたの人生の始まりに 私がしっかりと付き添ったように
私の人生の終わりに 少しだけ付き添ってほしい
あなたが生まれてくれたことで 私が受けた多くの喜びと
あなたに対する変わらぬ愛を持って笑顔で答えたい

原作詞:不詳 日本語訳詞:角智織 日本語補足詞:樋口了一


きっとグループホームでもらったんだろう。
祖母がその時どう感じ、そして今、動かぬ手足と唇で、私たちに何を伝えたいのか、私にはわからない。
さっぱりわからないけど、そばにいてあげたい。

 

08.16.00:23

蛇の目の松

syouwazankyou.jpg蛇の目の松、という通称を知っている人も、地元には少なくなってしまった。
その人は体は小さいけれど、一見して「堅気の人じゃない!」雰囲気をぼわんぼわん出している。
昔から住んでいる地元民も、元は商売の盛んな通りだった中村通りが寂れるに従って引っ越ししたり、または歳とって死んだりで、地域のお祭りも今年はえらい小さな規模になってしまっていた。

私の生まれ育った大淀・中村町のヤクザ、松本会の会長さんはたいてい近所のパチンコ屋にいる。
いるだけでパチンコをやるわけでもなさそうだ。
彼の事務所兼自宅からパチンコ屋までの100mほどの道のりに、私の実家があるので、とても特徴ある歩き方の小さな男が見えると、それは「蛇の目の松」である。
ヤクザ同士の喧嘩で、下着一枚で逃げてきた若いもんを、押入れに匿ったことがある、と亡くなった祖父から聞いたことがある。
あのいつも穏やかで仏さまのようだった祖父が、追っ手に対峙している姿を、「昭和残侠伝」の池辺良に重ねてみたりする。
怒りや愛情が、目に見えて手にとりやすい時代だったのかもしれない。

tsukihune1.jpgお盆の送り火を焚いていたら、蛇の目の松が通りかかって「おぉう」と母に声をかけた。
小さくてガニ股の彼を見送りながら、私が子供のころから変わらずそこにあるものに、とても優しい気持ちになった。

今夜もたくさんの家の前で火が焚かれている。
ささやかな行事だけれど、その火を囲んで思い思いに過ごす。
焚き火には不思議な力がある。
帰ったきた魂と、蛇の目の松。
彼の背中に、子どもの頃の私が小さな声で「じゃのめのまつー」と呼んでみた。
そのとなりでは小さな弟も、一緒に「じゃのめのまつー」と呼んでたはず。
ふたり、まるでピンポンダッシュな気分で。