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45style book Get real

広くて浅い頭で素直に頑張ります。
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02.24.17:10

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  • 02/24/17:10

09.04.00:48

不透明な白い脂肪

ogawayoko2.jpg「夜の底でしか 愛し合えない あなたとわたし」
これはこないだの『白河夜船』についてた帯のコピー。

「もしあなたが世界からこぼれ落ちても、私が両手をのばして、受け止めよう」
これは小川洋子の『夜明けの縁をさ迷う人々』のコピー。

それぞれに話の内容を印象的に表わしていて、そのコピーだけで私の心は溶けそうになる。

小川洋子初期の作品『完璧な病室』を読んでいる。
この人の物語には、生と死がはっきりと存在していて、悪趣味のぎりぎりな感じのコントラストがすごく好き。
初期の作品では、描写が少し語りすぎのようにも思うけど、好きなんだなぁ。
グロテスクでエロティック、どうしてこんな文章作れるんだろう・・・・・

「彼が唇を少し開く度に、彼の舌が腐った血液色に染まっているのが分かった」
って、ビーフシチューを食べている男の描写ですよー奥さん!

それを見ている彼女は、初めて手術を見学し、『チョコレート嚢胞』から流れ出す腐敗した血液の色を見ている、ところからの流れになっているから、ビーフシチューが「腐った血液色」になる。

さすがにシチューと体液の色が同じである、とは言えず口をつぐむ彼女は、
「ー食べる、ってことは、どうしてこんなに美しくないんだろう。ー」
ということになるが、それは「一番生理的で無意識で官能的」な人間の行動で、料理というのはいつも、汚れた流し台と背中合わせに並べられる、となる。

ogawayoko.jpg小川洋子に言わせると、美しい料理と汚れた流し台はセットになる。
そのコントラストが、私はどうーしても好き。
で、この『完璧な病室』にはそんな描写がこれでもか!と登場する。
私はメモりたくなる。

「死にゆく弟との 密やかな時間」
『完璧な病室』のコピー。これに惹かれて、つい買ってしまった。

小川さん、ちょっぴり古垣さんに似てる(って、hiroさんと私にしかわからない(^^ゞ)

タイトルの「不透明な白い脂肪」というのは生クリームのことである・・・・
彼女と私との共通点は、タイガースファンである、ということぐらい。
ああ、小川さんちの家政婦になりたい・・・・・

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09.03.10:01

umin.jpg面白い波がきている。
それに自然と、いつの間にか乗っている。
嫌がってない。
それってすごいことだ。




09.02.08:36

これはなに?

me.jpg岡山のTOMさんから届いたブツが、あまりにも美味しかったので、種を空いていた鉢に植えた。
というか、埋めた。
気付いたら芽が出ていた。
ちょっとびっくり。
これ、ホントに桃?
すごく立派に、「芽です」って佇まいなんですが・・・・





芽だけじゃ何なので、綺麗なmetroのおふたり
metro2.jpg





09.01.22:51

ホントはすごく語りたい熟女について

kaera.jpgどこをどう見ても東洋人顔、な娘はハーフに憧れている。
「なんでー?天海祐希にそっくりじゃーん!格好いいじゃ~ん♪」と母親が目をキラキラさせても、
「イヤだぁ。ベッキーとかカエラがいいい」と、言う。

そりゃ私だって貴女をハーフに生んであげられりゃ嬉しいわよ。
だけど、そんな機会がなかったんだもん・・・・・

ベッキーも木村カエラも、まぁいいけれど、テレビを観ている娘が、私を呼んだときには黒木メイサか綾瀬はるかが画面に登場している。
このふたり、私たちふたりともがお気に入りなので、今は「任侠ヘルパー」が欠かせない。
76e26b60.jpeg「メイサは格好良いけど、やっぱりいい女は40からだって思うんだー」と私が言うと、
「えーーーーーーーーーーーーーーー?じゃあ、なおみちゃんのママとか、こっちゃんのママとかーーー?」
いや・・・それは勘弁。
家事して子供の世話してるイメージしかわかない人は、また別プレイですわ。
熟女は、そこはかとない色気があって、もっと知りたい!って相手に思わせなきゃあねぇ。
私もだんだんわかってきたぞ。

でも考えてみたら、ベッキーも木村カエラも黒木メイサも綾瀬はるかも、娘にしてみたらみんな年上。
熟女の域に達しているかもねぇ。

1140e58f.jpeg






 

09.01.00:03

雷鳴

kaminari1.jpgこの頃などは、暗い雲のあたりをながめていると、ゴロゴロゴロ・・・・と雷鳴だけが小さく響いていたり、稲光だけが微かに光ったり、そんな空を見たとき、私は夏が終わるなぁ、と感じる。
急に空が暗くなり、ひととき全てを洗い流すみたいに降るスコール、そのすぐ後のアスファルトからの熱気を帯びた匂いが大好きだった。
それにしても今年は入道雲を見ていない。
夏だというのに、季節はひどく遠慮がちで、そしていつの間にか過ぎ去ろうとしている。

昔から毎年、夏になると、私には「らしい」何かがある。
それは、遠くに住む恋人との久しぶりの逢瀬であったり、待ち望んだ想い人との燃えるような情事であったり、なるようになりそうな誘い、であったり。
そのたびに、それが夏だからとか、そんなことは考えず、ただ私の目の前にあるものを、素直に欲しいと思ってきた。
kaminari.jpg周りが季節に乗っているのか、私のバイオリズムがそうなのかは分からないけど、夏になるとアブナイことやイケナイこと、気持ちが潤う出来事がおきやすい。

今年は、ずいぶん私の深いところを、軽く、浚われた。
格好つけた言い方すると、心の旅に出ていた感じ。
もう少し遠くまで行けるかな。

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