01.31.20:49 [PR] |
02.18.22:36 ホテルで会って |
しょっちゅう見ているサイトで「全米一汚いホテル」という話題があって、小見出しと写真に唖然とした。
中身を読んでみたら安心したが、思い出したのは「マルホランド・ドライブ」で腐乱死体を見つけたシーン。
http://abcdane.net/abc/201002/dirtiesthotel_bodyonbed.html
アメリカのホテル予約サイトが選ぶ、「2010年最も汚いアメリカのホテルベスト10」。
一位になったサンフランシスコの「ヘリテージ・マリーナ・ホテル」の顧客レビューが笑える。
「ベッドに虫が!」
「こんな汚いホテルには40年で一度も泊ったことがない」
「ある意味アドベンチャー」
ということでアメリカの情報番組のレポーターが隠しカメラを持って潜入してみた、という話。
ツインの部屋に入ってみると案外広い、ベッドは新品に見える、だのつぶやいたところで絶句した原因が、もうひとつのベッドに人が。
レポーターは死体だ!と思ってフロントに電話をすると、死体だと思われた人はただの侵入者だった。
そんなこと、あるんだろうか・・・・・・
アメ~リカ、アメ~リカ・・・・・・・
今までで、ひとりで行ってここは~・・・・と思ったホテル、というと、東京でどうしても行くとこがなく、仕方なく素泊まりした五反田のビジネスホテル。
あんな狭いとこに泊まるぐらいならカプセルホテルで良かった。
どうしてそこに泊まったのか、どうしても思い出せない湯島の旅館。
うなぎパイが置いてあったことだけ、鮮明に覚えている。。。。
それに布団だった。
なんで泊ったんだ!わたし。
一晩過ごす場所が、狭くて汚いなんて、いやだー。
ものすごく散らかった友人宅の、どこに布団があるかもわからない状態で寝たことはあるけれど、それはまあ知っている人のトコだから許せる範囲。
ホテルは顔の見えない誰かが掃除する、不特定多数が寝泊まりする場所。
汚いなんてもっての外だし。
とっても気に入っているのが一昨年行った福岡のサットンプレイス博多。
去年も行ったが、やはり素敵。
シンプルで洗練されていて、居心地抜群。
熊本の三井ガーデンホテルの部屋もいい。
リニューアルしたばかりで、とてもシンプルになっていた。
あー、またのんびりしたい・・・・・
10.15.23:30 魔法の絨毯は鉄の馬 |
途中から乗るのにも慣れて、畑の真ん中や、田んぼの間の道で生・モーターサイクル・ダイアリーズ、ゲバラ君のように両手上げてきた。
気持ち良いー。
大きくもなく、小さくもなく、どこか完成されてない発展途上な雰囲気が、なんとも格好良いグラストラッカー号。
よく頑張りました!
ありがとう!
連れて行ってくれたハンサム・ウーマンなNもありがとう!
09.14.08:12 写真 |
筥崎宮。 なんだけど、「敵国降伏」には笑える。
秋の大祭をやっていた。
出店の数が半端なくて、びっくりしたのが「カメすくい」。
このあと行った大濠公園には巨大化した野良カメがいっぱいいた。
筥崎宮の裏。
筥崎宮には何度も行ったけど、裏からは初めて。
趣、最高。
福岡市美術館前。
「ぐりとぐら」に出てくる手足の長いうさぎに似てる。
ここの美術館が所蔵している作品のすべて、を展示、という企画。
ミロにロスコ、ダリ、横尾忠則、ホックニーなどなど、面白かった。
もう少し時間があったらなぁー!
ミュージアム・ショップに所狭しと品物がたくさんで、楽しくて仕方なかった。
大濠公園で、ちょっぴり紅葉しかけてた木。
屋台初体験。
てんぷら美味しかったなぁ。
ただし相席は相手が肝心・・・
東長寺。
弘法大師が最初に開いたというお寺。
大きな大仏さんがいて、弟が大好きだったお寺。
やっとメインの九州国立博物館。
ついたのが3時半。
車は混んでるし、駐車場止められなさそうだし、観るまで160分待ちです、なんて看板でてるし、焦った。
展示室前のロビー。
大きな阿修羅の看板。
そうそう!やっと阿修羅に会える!
09.01.00:03 雷鳴 |
急に空が暗くなり、ひととき全てを洗い流すみたいに降るスコール、そのすぐ後のアスファルトからの熱気を帯びた匂いが大好きだった。
それにしても今年は入道雲を見ていない。
夏だというのに、季節はひどく遠慮がちで、そしていつの間にか過ぎ去ろうとしている。
昔から毎年、夏になると、私には「らしい」何かがある。
それは、遠くに住む恋人との久しぶりの逢瀬であったり、待ち望んだ想い人との燃えるような情事であったり、なるようになりそうな誘い、であったり。
そのたびに、それが夏だからとか、そんなことは考えず、ただ私の目の前にあるものを、素直に欲しいと思ってきた。
周りが季節に乗っているのか、私のバイオリズムがそうなのかは分からないけど、夏になるとアブナイことやイケナイこと、気持ちが潤う出来事がおきやすい。
今年は、ずいぶん私の深いところを、軽く、浚われた。
格好つけた言い方すると、心の旅に出ていた感じ。
もう少し遠くまで行けるかな。
08.15.01:35 白河夜船 |
吉本ばななの「白河夜船」という小説の装丁が好きで、その意味も知らずに読んでいた。
ずいぶん年上の男の人から「うとうとするお話なの?」と尋ねられ、そんなお話だったのでうとうとしながらそうだ、と答えた。
それはずいぶん前のこと。
なんとなく、もう一度意味を確かめたくて調べてみると「知ったかぶりする」とか「寝過ごす」とか「ぐっすり眠る」だとネットに出てきた。
全然違う・・・私は20年近く「うとうとする」だと信じてきたのに。
彼からそう聞いたころ、ちゃんと自分で調べもせずそうなんだと思ったからいけないんだ、そう思いなおしたけど、あいつめ、めちゃめちゃ高学歴で、ハタから見たら立派な仕事してたくせに・・・子どもだと見て適当な話をしてたんだろうか、やってたことは立派じゃないから仕方ないのかな。
うとうとする、と熟睡するは全然違う。
ばか。
調べて良かった。
奥さんのいる魅力的な男に恋をした女がいて、彼女には「沿い寝」をする仕事をしている友人がいる。
沿い寝の彼女は、寝心地のよいベッドでお客と寝る。
何もしない。
ただ沿い寝をするだけ。
男も女もお客になる。
彼女は眠る彼らと呼吸を合わせながら沿い寝する。
すると、彼らの心と同化していくようで、たまにその心の闇にまで入り込むようで恐ろしい、という。
女はいつか彼女に沿い寝してもらいたい、と思うが、願いは叶わず彼女は自殺してしまう。
きっと、色んなひとたちの心の闇に入り込みすぎたんだ、そう女は思う。
夏の日、女は男と花火を見に行く。
今こうしてふたり、同じ時を過ごし、同じ花火を一生懸命ながめていることを喜んでいればいい。
たしかそんなお話だった。
私に沿い寝するなら、彼女はどんな夢を見るだろう。