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  • 04/27/20:03

12.16.14:44

未来を写した子どもたち~映画~

「未来を写した子どもたち」~映画~

インドのカルカッタ、売春宿が立ち並ぶ場所に住む子どもたちが白人カメラマンのザナさんの写真教室で写真を学ぶ。
子どもたちの撮る写真はとてもユニークで、また奇跡のようで、彼らがもしもチャンスに溢れた街に住み、そのチャンスを生かせる立場にいるなら間違いなくいくつかの話題をさらい、未来へとつなぐことができるだろう。
しかし、彼らは売春婦の息子・娘たちで、住民登録もまともにとれず、学校に行くにもたくさんの書類が必要で、HIV検査は必ず受けなければならない。
普通に過ごしていれば男の子は麻薬中毒、女の子は売春婦になる運命にある彼らは、インドのカースト制度の中にも入ることのできないアウト・カーストと呼ばれる人たちなのだそう。

それにしても観ていてどうもスッキリしない気分だった。
それは、子どもたちにはまだ住む家がある、ということ。
また、寄宿舎のある立派な学校に入学できても、自らの意思で退学すること。
カメラマンのザナさんは西洋人としての思考で子どもたちを何とかしたい、教育を受けさせたい、チャンスを与えたい、と思っている。
入学に必要な書類集めも、どんなに面倒でもやり遂げる。
NYでの子どもたちの写真展も、カルカッタでの写真展も、才能ある子どもを大きな団体に紹介するのも、並みの情熱ではできないと思う。

だが、子どもたちの笑顔はとても素敵だった。
親元に置いていたら確実にお客をとらされるから寄宿舎のある学校に入れなければ、と奔走するザナさんだったが、この子たちは、自分たちを不幸だと思っているのだろうか?
そう感じた理由のひとつとしては、決して彼らが路上生活してる子よりもマシだから、などではありません。
救わねばならない可哀相な子どもたちには見えなかった、ということでしょうか、確かに住んでいる環境は劣悪なのですが。

私たちは私たちの尺度で彼らを見てはいけないのではないか?
少なくとも、この作品に登場した子どもたちに対してはそう感じた。

子どもたちの撮った写真はとても良かったです。
mirai.jpg










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