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  • 09/20/07:37

12.04.21:49

hallo again

先日、宮崎が誇るポップス歌手・浜崎奈津子さんのライブで彼女が歌ってるのを聴いて良い歌だなーと初めて思った。
服部先生のパーカッションがまた格好良いんだ、これが。



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02.25.23:27

闇を愛し自慰する

おかえり  

ゆうべ子に「死ね」といわれたきっかけは思い出せぬが弁当をつくる

「おかえり」と背中に声をかけている背中を向けたままのわたしが

校長に手紙を書けば教頭が電話をくれた 会社みたいだ

十年と少し前まで二人子と来た公園に雨降るばかり

「お母さんのようにはならん」十七の頃の私の声もかさなる

森川菜月
http://kohitoblog.jugem.jp/

2009年のみやざき文学賞の短歌部門で入賞した作品。
みやざき文学賞入賞作品集を読んだ中で、一番印象的だったのが彼女の作品だった。
特にお弁当をつくる歌。

授賞式に行く機会があり、ならば絶対に彼女には会いたい、と決心して声をかけた私に、歌集の二作目が出来ましたから、と言って律義に送って下さった。
ちゃんとお礼をしなければー、と思いながら2月が終わろうとしている。
おまけにいつまでも上手く感想を伝えられずにいる。
すみません・・・・


闇を愛し自慰するという歌を知る わたしはまひる君を忘れる
                『空は卑怯だ』森川菜月歌集 第二章 うさぎのせいで~残像『望郷篇』~


a0011962_19271158.jpg闇を愛し自慰する、という歌を私は知らないが、歌集の中で一番気持ちに入ってきた歌。
言葉と違って少しも色っぽくはないけれど、これは文章を作っているときの私だ。
文章をつくるということは、自分自身と向き合うことだと思う。
表現するということは、自分自身を外にさらすことだと思う。
向き合ってさらす行為は、闇を愛して自慰する、言葉そのものだ。
今こうして文章をつくっている。
打って消して探して打って、この7行を作るのに1時間かかってしまった。
たった1行だけでも私の言葉は大切にしたい。
文章をつくるという行為を、こうして森川さんの歌にこじつけてしまう私は、かなり自己満足の世界に生きている。


きっと君に殺されようと決めており袖看板の陰に待つとき
        『空は卑怯だ』第二章 うさぎのせいで~うさぎのせいで~


歩道には煙草くゆらす老婆いてこの決心を話したくなる
        『空は卑怯だ』第三章 窒息仮死~くもり硝子~


恋の絶頂の頃、抱き合ったまま死にたい、とどんなに祈っただろう。
恋が終わった頃、あんなやつ死ねばいい、とどんなに願ったことだろう。
その人が死んだなら、私もどこかで死ねればいい、そうどれほど願ったことか。
殺してほしいと願っても、決して殺してくれない君だから、その人は袖看板の陰で待つのかもしれない。
周りとは、少し距離を置いているように見える老婆には話せるかも、と思える決心は、きっといくつものあきらめや、失望の中から見つけたもの。
終わりながら続ける未来。
真っ直ぐ歩き続けるための、折れそうな希望。

森川さんの歌には、どこか人としての揺れがあるから好き。
確信していても頼りない。
正直に揺らいでみせるから惹かれてる。
覚和歌子さんの「ゼロになるからだ」以降、久しぶりに誰かの言葉にびっくりした。