11.25.01:46 [PR] |
06.26.21:09 デンデラ ~映画~ |
1987フォーラムに補足。
ポスターや予告を観ても、この作品がシリアスだとは思ってなかったですし、奇想天外なストーリーを楽しむつもりで観たのですが、物語といい、演出といい、中途半端さがものすごく残念な作品でした。
女優たちは、さすがにみんな存在感があります。。。
むむむ・・・そこも実は中途半端な印象。
折角のベテラン女優たちが、一生懸命に汚れ演技をやっている(ように見える)のに、生っぽさがまるで感じられない。
天願監督、あの!父親(今村昌平)が作る世界観を越えられず・・・もちろん仕方ないんですけど。
そこは逆に、ベテラン女優を何人も使いすぎたから?かと。
姥捨て山に捨てられた女たちが、なりふり構わず生きぬいているのだから、もう少し突き抜けていてもいいんじゃ?と思います。
なり振り構わずさが、熊の生血を飲むとか、おしっこするとか、おならするとか、髪の毛振りみだすとか、そういう描写じゃないと思うのです。
左とん平の童貞を清川虹子が引きうけたような生っぽさ、そんなものがあっても良かったんじゃないかと思います。
または、そんな生っぽさを描ききれないなら無理なりに、思い切りぶっ飛ぶとか。
だいたいが奇想天外な話なのだから、最後までエンターテインメントに徹してくれれば良いのに、もおう・・・
初めにすごく違和感があったのが、デンデラで出会った女たちをフルネームで呼ぶこと。
なんでフルネームなんでしょう?
リーダーの草笛光子は男性を憎んでいるのに、ひと昔前のレズビアンみたいに、結局は男性を意識してそれらしく振るまっているとしか?
草笛光子を誰かが「男らしい」と比喩していたのですが、やはりそういうことなのかと思います。
ムラ社会に絶望して、女性たちをモノあつかいしていた男性たちを憎んでいるのならば、私なら名字を付けて呼びたくはありません。
家の名前で呼ばれることは、絶対にイヤです。
なのにどうしてそうするのか?というと、男っぽく振る舞っているからかなぁ。
まあ、このお話しにそこまで突っ込むのはナシですが。
ところどころ、良いセリフはあるんです。
何がなんでも生きてやる!そのためにはなり振り構わずでもいいじゃないか!幾つになっても好きに生きて構わないじゃないか!という、力強いメッセージは。
けどです、そんなメッセージを告げたその口の根の乾かないうちに、あなた!なんでそんな馬鹿なことをするっ!と突っ込みたくなるのです。
「女だから考えることをせずにこの歳まで来た」という浅丘ルリ子のセリフがあるのですが、まさかそうだからこうなのかっ!と、突っ込みたくなります。
デンデラ作って30年!と威張っている草笛光子は、威張るんならもうちょっとスマートに戦う術を考えんといかんでしょう~。
多分、観ていた人たちの9割が、「あー、その戦い方じゃダメよー」「息子ですら息上がって辿りついた場所から、あんたたちがどーやって行くのよー」「なんでそんな武器しか持たずにそうするわけー」などなど思ってただろうと、観終わって可笑しくて可笑しくて・・・。
突っ込んで超笑いましたし。
残念ながら、良かった!と言える女優がひとりもいない。。。
最後の浅丘ルリ子が熊に語るセリフなんか、あまりにも陳腐。
というか、え?なんで?そこ?という。
因果応報で最後にあそこがああなる、ということなのか判りませんが、とにかくあのラストもどうしようもなく、奇想天外なストーリーをバカバカしく楽しもうと思っていたのに、それすら裏切られるという、なんとも報われない情けなーい恋に振られたような思いをしました。
とにかく笑えます。。。観終わってから。
ポスターや予告を観ても、この作品がシリアスだとは思ってなかったですし、奇想天外なストーリーを楽しむつもりで観たのですが、物語といい、演出といい、中途半端さがものすごく残念な作品でした。
女優たちは、さすがにみんな存在感があります。。。
むむむ・・・そこも実は中途半端な印象。
折角のベテラン女優たちが、一生懸命に汚れ演技をやっている(ように見える)のに、生っぽさがまるで感じられない。
天願監督、あの!父親(今村昌平)が作る世界観を越えられず・・・もちろん仕方ないんですけど。
そこは逆に、ベテラン女優を何人も使いすぎたから?かと。
姥捨て山に捨てられた女たちが、なりふり構わず生きぬいているのだから、もう少し突き抜けていてもいいんじゃ?と思います。
なり振り構わずさが、熊の生血を飲むとか、おしっこするとか、おならするとか、髪の毛振りみだすとか、そういう描写じゃないと思うのです。
左とん平の童貞を清川虹子が引きうけたような生っぽさ、そんなものがあっても良かったんじゃないかと思います。
または、そんな生っぽさを描ききれないなら無理なりに、思い切りぶっ飛ぶとか。
だいたいが奇想天外な話なのだから、最後までエンターテインメントに徹してくれれば良いのに、もおう・・・
初めにすごく違和感があったのが、デンデラで出会った女たちをフルネームで呼ぶこと。
なんでフルネームなんでしょう?
リーダーの草笛光子は男性を憎んでいるのに、ひと昔前のレズビアンみたいに、結局は男性を意識してそれらしく振るまっているとしか?
草笛光子を誰かが「男らしい」と比喩していたのですが、やはりそういうことなのかと思います。
ムラ社会に絶望して、女性たちをモノあつかいしていた男性たちを憎んでいるのならば、私なら名字を付けて呼びたくはありません。
家の名前で呼ばれることは、絶対にイヤです。
なのにどうしてそうするのか?というと、男っぽく振る舞っているからかなぁ。
まあ、このお話しにそこまで突っ込むのはナシですが。
ところどころ、良いセリフはあるんです。
何がなんでも生きてやる!そのためにはなり振り構わずでもいいじゃないか!幾つになっても好きに生きて構わないじゃないか!という、力強いメッセージは。
けどです、そんなメッセージを告げたその口の根の乾かないうちに、あなた!なんでそんな馬鹿なことをするっ!と突っ込みたくなるのです。
「女だから考えることをせずにこの歳まで来た」という浅丘ルリ子のセリフがあるのですが、まさかそうだからこうなのかっ!と、突っ込みたくなります。
デンデラ作って30年!と威張っている草笛光子は、威張るんならもうちょっとスマートに戦う術を考えんといかんでしょう~。
多分、観ていた人たちの9割が、「あー、その戦い方じゃダメよー」「息子ですら息上がって辿りついた場所から、あんたたちがどーやって行くのよー」「なんでそんな武器しか持たずにそうするわけー」などなど思ってただろうと、観終わって可笑しくて可笑しくて・・・。
突っ込んで超笑いましたし。
残念ながら、良かった!と言える女優がひとりもいない。。。
最後の浅丘ルリ子が熊に語るセリフなんか、あまりにも陳腐。
というか、え?なんで?そこ?という。
因果応報で最後にあそこがああなる、ということなのか判りませんが、とにかくあのラストもどうしようもなく、奇想天外なストーリーをバカバカしく楽しもうと思っていたのに、それすら裏切られるという、なんとも報われない情けなーい恋に振られたような思いをしました。
とにかく笑えます。。。観終わってから。
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Re:デンデラ ~映画~
2011年06月27日月
何となく見る前から想像のつく映画ですね。
原作読みましたが、吉村昭の熊嵐もかなり参考にしているかと。
しかし、この映画はどの層向けに作ったのだろうか?
Re:Re:デンデラ ~映画~
熊嵐、検索してみました!
この事件は知ってましたが、、、というか、観ながらちょっと思い出したんですが、まさか参考にしていたとは!
だからなのか、なーんか変な映画ですよー、ホントに。
ばーちゃん達だけで頑張って生きてる話かと思っていたのですが、熊のせいでテーマがなんなのか伝わってこず・・・
浅丘ルリ子世代の観客で、満員になるぐらい多かったです。
あとで食事してたら観た人たちと一緒になったんですが、「あんげなことはせんわねぇ」って話をしてました。。。
この事件は知ってましたが、、、というか、観ながらちょっと思い出したんですが、まさか参考にしていたとは!
だからなのか、なーんか変な映画ですよー、ホントに。
ばーちゃん達だけで頑張って生きてる話かと思っていたのですが、熊のせいでテーマがなんなのか伝わってこず・・・
浅丘ルリ子世代の観客で、満員になるぐらい多かったです。
あとで食事してたら観た人たちと一緒になったんですが、「あんげなことはせんわねぇ」って話をしてました。。。
Re:デンデラ ~映画~
2011年06月28日火
私は浅丘ルリ子と同い年。
あのきれいだった浅丘ルリ子の形相を予告編でチラッと見たとき「恐ろしいものには蓋を」
の心境で目を反らしてしまいました。
Re:Re:デンデラ ~映画~
あの綺麗な浅丘ルリ子を、中途半端に汚しているところからして間違っているように思いました・・・・。
彼女の役ではないように思われ・・・
彼女の役ではないように思われ・・・
Re:デンデラ ~映画~
2011年06月28日火
浅丘ルリ子のきれいな時ってのがあまり想像できないんですが、リリーでOk?
小林旭とか石坂浩二の方を思い出してしまう…。
ちなみに熊嵐はラジオドラマが面白いです。倉本聰だったかな。検索すると聴けると思います。
Re:Re:デンデラ ~映画~
wolfさん・・・・・それを言っちゃあー。
昔から表情の乏しい人ではありますよね。
熊嵐のラジオドラマ!そりゃすごい!めちゃめちゃ怖そうですねー!
昔から表情の乏しい人ではありますよね。
熊嵐のラジオドラマ!そりゃすごい!めちゃめちゃ怖そうですねー!
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