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03.18.23:44 花のあと ~映画~ |
真っ白いお肌と、ぷりっとした口元と、きっれーいな髪と、ニッコリ笑顔と、眉間にシワ寄せて口を尖らせてしゃべる表情が可愛くてたまらない。
見ているとニヤニヤして、いやらしいオヤジみたいになってしまう。
彼女に綾瀬はるかと吉瀬美智子を付けてくれたら最強。
想像しただけでも白くてつるつるで、くらくらする。
その北川景子が時代劇でどうなんだろう?と思っていたが、抑揚のないしゃべり方といい、眉間のシワといい、良い具合にハマっていて悪くなかった。
藤沢周平はいいなぁ・・・
市井の「必殺仕事人」のようなパターン。
筋がだいたい判っても、主人公の潔さにはいつだって感動させられる。
何も言わずに耐える、我慢する、って美しいな、と思う。
一度だけ竹刀を合わせた以登と孫四郎。
立派な剣士と認め合っていたふたりは、その試合で剣士としての尊敬以上の感情をお互いに感じた。
以登は孫四郎が自分を女だからと見くびらず、同じ剣士として戦ったことに感動していたが、既に許嫁が決まっている身であり、孫四郎にも格上の家への縁談が進んでいた。
孫四郎役の宮尾俊太郎は素敵だったー。
大きな肩幅、大きな体、大きくもなく小さくもない瞳、知的な口元、ピンと伸びた背筋、颯爽としていながら余裕のある立ち居振る舞い、全て素敵♪
おまけにダレエダンサーだなんて・・・・だから色気があったのね。
綺麗だわ。
そんな綺麗な二人に地味な甲本雅裕が絡むが、これにやられた。
以登の許嫁で、東京に勉強に行き4年も帰ってこない才助。
昼行燈と言われながらも後に出世し、以登との間にも7人の子どもを持つことになる。
以登が孫四郎を慕っていることを知りながら、愚かな陰謀に嵌められて死ぬことになった孫四郎の一件を解明し、以登が孫四郎の代わりに決着をつけることを見守る。
いつもご飯を食べてるかお酒を飲んでるか、の才助だが、彼の心の大きさが物語を温かな印象にする。
いつもの「決着」をつけるパターンが切ないけれども、優しく包んでくれる愛との始まりの物語としてラストを迎える。
途中までは北川景子と宮尾俊太郎♪と思っていたのに、ラストになるにつれ気持ちは、才助~♪
彼の大きな心は、以登と孫四郎との「気持ちの三角関係」のまま、ぎゅっと一緒に抱きしめる。
そうできたのは、以登が心から孫四郎を思っていたから。
その真剣さ、一途さを認めたから、才助は受け入れたのだろう。
以登を信頼し、認めていたから、孫四郎のことをも愛したのだと思う。
わかるかなぁ~、この気持ち。
回想シーンが多用される演出はあまり好きではないが、出演者が皆とても素敵だったこと(小悪人の市川亀次郎も)、藤沢周平の、我慢・憧憬・決着というお決まりとはいえ心の琴線に触れる物語に、単純だが感動した。
気持ちを封印しながら、美しい景色に面影を見て誰かを思っている、そんな姿は美しいなと思った。
そして、そんな誰かに出会えたことは、報われようがなかろうが、幸せなことだなと思った。
監督は「青い鳥」の中西健二。
前作に引き続きセリフはあまりなく静かな演出だが、今回は少しメジャーな作品だからか、ちょっと頑張りすぎてるような雰囲気は感じた。
もう少し、良いぐあいに変化してくれるんじゃないかと次回作にも期待。
凛とした
2010年03月19日金
剣士姿で目ぢから出されると
まいっちゃうよね、、
おでこ出した日本髪姿は
透き通る白肌で清楚な感じで
檀れいとだぶっちゃう
友だちでもないから性格なんて知ったこっちゃなし、関係なし、目の前の彼女が可愛いけりゃー
Re:花のあと ~映画~
2010年03月21日日
役者の中で一番だったのは、甲本雅裕でしたね。 こんなに良いとは思いませんでした。
「ゴールデンスランバー」の濱田岳くんと並ぶ、助演男優賞の有力候補です。
そういえば彼は、岡山県出身でした。
景子ちゃんも頑張っていました。 最初は満足に木刀も持てなかったのに、半年間の練習の末、全ての殺陣をスタントなしで自らこなしたようです。
6月にはまた主演作の「瞬 またたき」が公開されるし、もしかして秋ぐらいにも、もう1本控えているのかもしれません。 2008年の綾瀬はるかみたいになるのでは、と想像したりなど。
ところで。 28日に行なわれる高崎映画祭の授賞式に、2年連続で参加することになりました。 【青春18きっぷ】をフル活用して(笑)。
生のペ・ドゥナを見られるのが楽しみでなりません。
TOMさんいいですね!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
さすが!岡山県人っ!
Re:花のあと ~映画~
2010年03月27日土
やっと観てきました・・・★
予告案内を見たときから 藤沢周平作品だし 主演の女の子が好みだなー ^^
ってことで観たかったけど なかなかチャンスがなかった 今日ようやく・・・
小説は30ページたらずの短い物語で これが どう映画になるのか?
とか・・・
小説読んだり45さんの感想をついつい読んだりして
ずいぶんと先入観が入ったので どうしようか迷ったが 観てよかった・・・
うん 映画としての出来栄えや 主演の演技力などは いまいちだったが
あの娘の凛としたたたずまいに魅入った 特に小手を打たれて肩をかかえられた瞬間に見上げた顔は ぞくっときたなー 彼女の剣士姿は素晴らしいね
どうしよう また惚れる女ができちまったぜ
静かな映画 昔の日本人の礼儀正しさ ふすまを開け閉めしての出入りの何と手順の多いこと 3回に分けて開け閉めするんですね
食事も静かに正座して・・・
今の自分の生活はさておいて 日本人の良さに改めて感激
垂水公園の桜祭りをみたあとに 観たので 桜が・・・ うん 日本の桜は世界一だね
本物の桜のあとで観た、ってとこも面白い♪
ナイト君大活躍してますね!
Re:花のあと ~映画~
2010年03月28日日
そうなんです
時代劇は好きなので、たくさんこの時代の映画やドラマは観ているはずなのに・・・。
この映画で初めて気付かされました。
武士はもちろん、女子もお付きの小さな女の子も・・・
開け閉めをするのに、いちいち座って手を添えて3回にわけて動作をしていました。
現代や外国では、ただ単に開くか閉めるか、引くかだけの動作をですよーー。たぶん10倍以上の時間をかけている。
効率よりも礼儀を重んじていたんだなーと感心した。
立ち合い以外はすべて、ゆっくりゆったりした時間の流れの中で暮らしがされていて新鮮でしたね。
よし、おいらも小笠原流か裏千家でも習うかなーー^^。
お作法の世界にまで足を踏み入れるでござるかー
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