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05.19.10:16 子牛みたいなおばちゃんと |
去年の初夏。
私は母を連れて佐土原の畜産農家を訪ねた。
田んぼのあぜ道を通り、見えてきたいくつかの牛舎は新しいのや古いのや建っていて、セメントで舗装された道の真ん中には背は小さいけれどドラム缶のような、天童よしみのような奥さんがいた。
奥さんは母を見るなり、わざわざ来たとねー!とニコニコしながら大声で挨拶した。
泣き笑いしながら挨拶しているふたりの姿が、とても温かかった。
奥さんのお嬢さんが、祝い事で母の会社から衣装を借りたので、それをお届けがてら、弟が亡くなったときにお見舞いをいただいていたので挨拶に来たのだ、と母が説明した。
牛舎の周りには白い砂のようなものが捲いてあった。
今、話題の石灰だ。
新しい牛舎は最近建ったのだ、と奥さんは言った。
子牛がいるよ!可愛いよ!と、私を案内してくれた。
子牛の写メを撮ろうとすると、「も~」と鳴く。
すると母牛らしい大きな牛が、私を威嚇するように鳴く。
はいはい・・・・ごめんごめん、と写メを撮ると、母牛が「あっちに行ってっ!」という風にまた鳴いた。
いつか夫を日本一の畜産農家にするんだ!と、脱サラして牛を飼いはじめた夫と、ふたりで頑張ってきた。
まだまだ大変だけれど、牛舎も増やした。
おばちゃんは毎日毎日こんなよー!土の色か顔の色か、わからんが、あははー。
もう、急に来るから何も用意しちょらんかったが!こんだけしかないけど、あぐるが、もっていきない。
そう言って、私に千円札を渡した。
その千円札は今でも使わずに、畳んで財布のお守りにしている。
おばちゃんから渡されたとき、一生使わず持っていようと決めたんだ。
そんなおばちゃんたちが、今とても苦しんでいる。
おばちゃんの牛舎は佐土原だから、そう思うけれど、考えるといてもたってもいられない。
おばちゃんは、あんな豪快な人だから大丈夫、そう思うけれど心配になる。
おばちゃんが、母や私をあんなに温かく迎えてくれたのは、おばちゃんも身内を自殺で亡くしていたからだ。
納屋で首をつっていた甥をみつけて、母に「どうすればいい?」と連絡してきたことがあったそうだ。
その時に色々と世話してくれたから、と、おばちゃんはとても感謝していた。
おばちゃんは、私たちをとても優しく迎えてくれた。
何をしてよいかわからないけど、むやみに発生地域に立ち入らないこと、県内から人が集まるイベントを自粛すること、宮崎牛や豚を食べること、おばちゃんのためにも私にできることをしたい。
あんなに健気に頑張っている人たちが、一部の権力者の犠牲になっちゃいけない。
絶対にいけない。
新しい牛舎を建てた日。足元に刻んであった。
くっそーっ
2010年05月21日金
いったい誰に向かって
バカヤローって叫べばいいんだろ、、
先日、まごころ園の園長と
スタッフが制限地域を迂回し
山越えで高千穂に行った
お土産にお風呂に入れる浄化の秘石と
高千穂牛のハンバーグを買ってくれた
涙がでるほど美味しかったよ
そうそうそう。
牛は美味しい。
そして食べたら元気になる。
Re:子牛みたいなおばちゃんと
2010年05月21日金
この子牛、凛々しい顔立ちしてますね
子牛みたいなおばちゃんたちの
苦しみから解放される日が、
一日でも早く訪れますように願っています。
今日は串間に行きましたが、消毒ポイントで消毒、アンド、消毒マットで消毒、しました。
けど、消毒ポイントで消毒する車がほとんどいない。
県民の意識の高まりだの、祈りだの、マスコミで言われてるほど意識は高くないと感じました。
そうなのか??
2010年05月22日土
自分の手足に火がつくまでは
他人事って
そういう連中が多いのか?
歯がゆいなあ、、
あ、
34700歩だっけ?
踏ませていただきやした
私、絶対に日南に入るまでも渋滞してるかなぁ、って思ってたんです。
消毒ポイントあるし。
渋滞どころか、変わらず。
こういう県民性なんですよね。
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