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01.07.12:06 映画を観る |
新しい年になり、毎日寒い日が続く。
それでもトラ年ということで、宮崎キネマ館では1週間限定で寅さん映画を4本上映している。
昨日まででようやく2本観たが、どちらも面白かった。
感想はのちほど。
観た後に「貴女は映画に何を求めているの?貴女にとって映画って何?」と尋ねられた。
なんだ?その質問。
考えたこともなかったから戸惑った。
上手く言葉にできず、悔しいので少し考えて、メールしたのがコレ↓
「とある件で映画観るのも馬鹿馬鹿しくなってた頃に観た「パンズラビリンス」は、とても残酷なファンタジーでしたが、主人公と妙に(私を)リンクさせてしまい、ラストの小さな木の芽に私の気持ちの何もかもが救われました。
「ガマの油」は(自分にとって)気休めでも独りよがりでも、弟もあんな風にどこかで笑っているかも?と思わせてくれた。
「空気人形」は私たちに、生きて、捨てられ死ぬことは、虚ろでも淋しいままでも、そのままでいい、美しい、と優しい風を送ってくれた。
文学や絵画や音楽、ファッションを含む映画は、総合芸術なので、私たちに何かを訴えるツールとしては究極ですね。
それも娯楽という形をとっているので堅苦しくなく、身近。
たまに映画を芸術である、と言う人もいるけれど、私はあくまでも娯楽だと思っています。
で、そういうことなんです。
たとえ(観終わって)暗い気持ちになっても、私は映画を観て、面白いから観る。
同じ作品を観た誰かと、あの時の、あの顔がいいね、素敵だったねなんて話すのが嬉しいんです。
経験したことより深い感動は(映画には)ありませんが、心の中の引き出しを開ける鍵になります。
その鍵は、たまに、死んでしまいたいと思うほどの傷をも、癒す薬を見つけてくれます」
小さい頃から私の日常には映画館に行く、という行為があった。
それはテレビを観ることと同じくらい普通に。
私の祖父や両親の世代にはまだ、娯楽=映画、という気持ちがあったからか、
「ニューシネマパラダイス」に出てくるような、雑然とした映画館でざわざわと観客がごった返しながら映画を楽しむことが、子どもの私には普通だった。
もちろん、今のように映画が始まる前に、禁煙です!携帯切れ!とか、ポップコーン飛ばすな!とか、話するな!なんて画面から注意されることもなかった。
また、夜11時すぎるから子どもは来ちゃダメ!なんて言われることもなかった。
煙草臭い館内、ポテトチップはここでだけ食べられる、夜でも親と行ける、そしてうるさい客がいたら父が怒鳴る、それが私にとっては映画だった。
映画は猥雑な娯楽、決してお行儀のよいものではなく。
子どもで意味が判らなくても、その時の記憶はどこかにあって、
そしていつか何かの拍子にポコッと表れる。
または、いくつかの経験を経て、忘れていた記憶を呼び覚ましてくれる。
気持ち良くなったり、落ち込んだり、気付いたり、歳を重ねるにつれ自分自身と向き合う道具にもなっていく。
文句なし素敵なものなのです。
で、四の五の言うなっ!
好きだから観る。
それだけでまた、今年もどんな作品に会えるのか楽しみです!
それでもトラ年ということで、宮崎キネマ館では1週間限定で寅さん映画を4本上映している。
昨日まででようやく2本観たが、どちらも面白かった。
感想はのちほど。
観た後に「貴女は映画に何を求めているの?貴女にとって映画って何?」と尋ねられた。
なんだ?その質問。
考えたこともなかったから戸惑った。
上手く言葉にできず、悔しいので少し考えて、メールしたのがコレ↓
「とある件で映画観るのも馬鹿馬鹿しくなってた頃に観た「パンズラビリンス」は、とても残酷なファンタジーでしたが、主人公と妙に(私を)リンクさせてしまい、ラストの小さな木の芽に私の気持ちの何もかもが救われました。
「ガマの油」は(自分にとって)気休めでも独りよがりでも、弟もあんな風にどこかで笑っているかも?と思わせてくれた。
「空気人形」は私たちに、生きて、捨てられ死ぬことは、虚ろでも淋しいままでも、そのままでいい、美しい、と優しい風を送ってくれた。
文学や絵画や音楽、ファッションを含む映画は、総合芸術なので、私たちに何かを訴えるツールとしては究極ですね。
それも娯楽という形をとっているので堅苦しくなく、身近。
たまに映画を芸術である、と言う人もいるけれど、私はあくまでも娯楽だと思っています。
で、そういうことなんです。
たとえ(観終わって)暗い気持ちになっても、私は映画を観て、面白いから観る。
同じ作品を観た誰かと、あの時の、あの顔がいいね、素敵だったねなんて話すのが嬉しいんです。
経験したことより深い感動は(映画には)ありませんが、心の中の引き出しを開ける鍵になります。
その鍵は、たまに、死んでしまいたいと思うほどの傷をも、癒す薬を見つけてくれます」
小さい頃から私の日常には映画館に行く、という行為があった。
それはテレビを観ることと同じくらい普通に。
私の祖父や両親の世代にはまだ、娯楽=映画、という気持ちがあったからか、
「ニューシネマパラダイス」に出てくるような、雑然とした映画館でざわざわと観客がごった返しながら映画を楽しむことが、子どもの私には普通だった。
もちろん、今のように映画が始まる前に、禁煙です!携帯切れ!とか、ポップコーン飛ばすな!とか、話するな!なんて画面から注意されることもなかった。
また、夜11時すぎるから子どもは来ちゃダメ!なんて言われることもなかった。
煙草臭い館内、ポテトチップはここでだけ食べられる、夜でも親と行ける、そしてうるさい客がいたら父が怒鳴る、それが私にとっては映画だった。
映画は猥雑な娯楽、決してお行儀のよいものではなく。
子どもで意味が判らなくても、その時の記憶はどこかにあって、
そしていつか何かの拍子にポコッと表れる。
または、いくつかの経験を経て、忘れていた記憶を呼び覚ましてくれる。
気持ち良くなったり、落ち込んだり、気付いたり、歳を重ねるにつれ自分自身と向き合う道具にもなっていく。
文句なし素敵なものなのです。
で、四の五の言うなっ!
好きだから観る。
それだけでまた、今年もどんな作品に会えるのか楽しみです!
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Re:映画を観る
2010年01月07日木
ワクワクしたいから映画見ますねえ。
中年になっても変わんなかったな。
Re:Re:映画を観る
おっ!
明けましておめでとうございます!
またどっかでバッタリお会いしたいです。
レレレのレオパレス観る度に思い出してます。
本気で髪の毛伸びてたら判らないかも・・・・(笑)
明けましておめでとうございます!
またどっかでバッタリお会いしたいです。
レレレのレオパレス観る度に思い出してます。
本気で髪の毛伸びてたら判らないかも・・・・(笑)
Re:映画を観る
2010年01月07日木
新年おめでとうございます。
コメントできる日記がなかったので、書き込むのは久しぶりですが、ずっと読ませてもらってますので。
私の好きな映画のジャンル ━━ 娯楽映画です。
今年は早速、2月7日(日)に行なわれる『ヨコハマ映画祭』への初参加を狙って、準備を進めているところです。
チケットは、明日発売。 【ぴあ】のプレリザーブにも申し込んでおり、本日18時過ぎに結果が判明します。 外れたなら、明日は9時頃から当地の『チケットぴあ』に行列する事に。 当っていますように!
Re:Re:映画を観る
さすが!TOMさん。
早速映画祭ですねー♪
ヨコハマは面白そうですよね、いいなぁ。
明けましておめでとうございます。
桃は相変わらず元気ですよ!
早速映画祭ですねー♪
ヨコハマは面白そうですよね、いいなぁ。
明けましておめでとうございます。
桃は相変わらず元気ですよ!
Re:映画を観る
2010年01月08日金
なんでそんなくだらない質問する人がいるんですか?
Re:Re:映画を観る
尋ねてみたい時だってあるじゃないですかぁー(^^ゞ
明けましておめでとうございます、wolfさん。
ってか、極近しい身内が就活していて、映像関係の会社を受けるので、尋ねたんだと思うんです。
改めて考えてみると面白かったですよん。
明けましておめでとうございます、wolfさん。
ってか、極近しい身内が就活していて、映像関係の会社を受けるので、尋ねたんだと思うんです。
改めて考えてみると面白かったですよん。
Re:映画を観る
2010年01月08日金
↑私もそう思う。
そうして丁寧に答えてあげる貴女は優しい人。
Re:Re:映画を観る
やはり貴女は素敵なひとだわ~♪
ちなみに
2010年01月08日金
山田洋次が監督してないのは三作目。
二作でじゅうぶんだと断ったそうです。
初期の寅さんはテンポよくってホントにおもしろいよね。
Re:ちなみに
うわーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
ありがとう!ありがとう!おやびん!
三作目なんだ!
私、それがものすごく面白かった記憶があるとよ!興奮しすぎて宮崎弁!
ありがとう!ありがとう!おやびん!
三作目なんだ!
私、それがものすごく面白かった記憶があるとよ!興奮しすぎて宮崎弁!
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