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  • 04/26/02:23

07.11.20:25

稲穂をゆらす風

先日、仕事で、有機JAS認定を受けて農業をしている宮本さんの田んぼに行った。
有機JAS認定というのは、完全無農薬で肥料も有機肥料を使った農業をしています!これからもやります!というところが申請して受けるもの。
例えば隣の田畑から農薬や有機肥料以外のものが流れてきたりで、土壌が変わるとダメになる。
毎年調査員が訪れ、大量の書類を準備し、その間にもお天気も季節も待ってはくれず、維持することのむずかしさから、いったい何のために認定を受けてしまったのだろう・・・と落ち込むこともしばしばだとか。

宮本さんの田んぼ。
もう稲穂がずいぶんと実っていた。
真っ直ぐにのびた稲には、緑色の稲穂が、それはそれはきれいに実っていた。
とても暑い日だったけれど、彼が案内してくれた田んぼでは、風が動いているのが見えた。
稲はこんなに真っ直ぐに育つのだ、とはじめて知った。
まるで計ったように稲はきれいに伸びていた。
きれいですねぇ!と驚いている私を笑うように、ざわざわとゆれた。

隣の水田には古代米を植えているそうだ。
へぇ~、と見ていると
「あ!ヘビがいるよ!」
どこ、どこ?と探すと、小さなヘビが一匹、水田をゆっっくり泳いでいる。
わぁ♪可愛い♪
じっとしてくれたのでカメラのシャッターを切った。
田んぼの小さな守り神。
こりゃあ縁起がいいですねぇ、と、しばらく田んぼの畦で写真を撮りながら話をした。

殺された牛や豚も同じ。
野菜もお米も同じ。
作る側がどれだけ一生懸命にそれらの命と向き合っているか。
その命の周りに存在する無数の命も大切な存在。
ヘビなどそうそう見る機会などないのに、見つけたときに感じた愛おしさが、とても不思議だった。
今、こうしていてもあのヘビが、ゆっくりとうねりながら泳ぐ姿が目に浮かぶ。
そして思い出すたびに温かい気持ちになる。
種をまくときから、この作物を楽しみにしてくれている人の顔を思い浮かべる、と宮本さんが言った。
そんな風に育てられている作物だから、そんな場所に住むものだから、私もこんなに良い気持ちになっている。
神さまからもらった作物を、人の知恵と力で大切に育てている。

その稲穂をゆらしたあの風は、とても愛おしい存在。
遠くから、大きな愛を運んでいる。
波のように稲穂をわたり、ほら、ここにいるよ、と教えてくれる。
自然の中に存在する、大きなものを私は信じている。

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緑の海を渡る銀色の風
2010年07月12日月

なんつって、、

永 六輔さんが言ってた

「いただきます」という言葉は
「あなたの命を私の命に
換えさせていただきます」という
ことなんだと

Re:緑の海を渡る銀色の風
五穀は神さまの死体から出来たそうです。
大切なものなんです。
2010/07/12 08:12

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