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  • 04/25/22:56

12.17.16:26

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド~映画~

なんとも骨太な作品でした。
最初から最後まで痛い。
落ちたり落ちてきたり飛ばされたり殴られたり、痛い。
そういえばポール・トーマス・アンダーソンの作品にはけっこう鈍器による強打、って出てきますね。

原因はわからないけど、なぜ主人公がここまで孤独なのか?なぜ彼の持っている強烈な愛情を上手に外に出せないのか?彼が抱えている「絶対的な孤独」が可哀想でたまりません。
それは富によるものにも思えるし、でもそれだけではないようにも思える。

仕事に行かねばならず子どもに酒入りミルクを飲ませてしまう、普通に手段としてそうできる、つまりは彼の不幸な生い立ちが根底にあるのでしょう。
そんな主人公の光(あまりないけど)と影を、たんたんと描いてあります。

油田の炎はとても美しかった。
それと、砂漠のシーンのバックに流れる音楽というか音に近かったけど『2001年』を思わせて、何かの始まり、そこから生まれるもの、という感じがしました。

therewillbeblood.jpg









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