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  • 11/25/13:51

06.07.15:44

フィリップ、きみを愛してる!~映画~

phillip.jpgタイトルを聞いたときには、もっと他のタイトルにしようよ、と思った。
でも観終わってみると、このタイトルの何と素敵なこと♪
あー、私も誰かに「あなたを愛してる!」と言いに走りたい!なんて・・・(^◇^)

どうして男同士がベタベタしてるところを観なくちゃいかんの~、と思うなら観なくて良いし、話題作だからといって実際、観終わっても「あーヤダヤダ」としか思えない、言えないなら最初からスルーで良いと思う。
でも、この作品はコメディだし、ゲイを美化もしてないし、むしろ普通に男男のカップルを描いていて、私は少しも違和感も何も感じなかった。
ひと昔前の「アナザー・カントリー」や「モーリス」の方がイヤかなぁ。
(ちなみに「ブロークバック・マウンテン」も全然ダメだった。これは別の意味で(^^ゞ)

幼い頃に養子だと宣言されたスティーヴンは、それでも明るく強く生きる方が得だし、そうしようと考える。
そして大人になり、立派な仕事を持つ立派な男、夫、父親として生きていたが、自身の性的傾向については幼い頃から自覚していて、そこは公には秘密にして暮らしていた。
だがある日、大きな交通事故に遭い、人間いつどうなるかわからない!それなら本当の自分自身で生きる!と、堂々とゲイ宣言。
美しい恋人も作り(もちろん男性)、ふたりで楽しく暮らし・・・・ていたが、スティーヴンにとって、恋人を幸せにする=良い暮らしを与えること。
学歴はないが、高い知能を持つスティーヴンはお金を稼ぐため、保険金詐欺や違法な商売などやってしまっていた。
案の定捕まり、入った刑務所で出会ったのが運命の人、フィリップ。

フィリップより先に出所したスティーヴンは、彼を保釈するために偽弁護士になり、周りをだましてフィリップを出所させるわ、彼のために給料の良いマトモな仕事に就こうと、偽履歴書を作り大手企業に就職。
最初は真面目に仕事をしていたが、「周りはバカばっかし」なので、会社のお金を不正に運用し、自分たちのモノに・・・

とにかく、頭が良いのでありとあらゆる事に精通しているし、人を動かす力に長けているし、今までは利用されるばかりの人生だったフィリップが「こんなに優しくされたのは初めて」だと感激するのも無理はない。
ちなみにゲイとして暮らすと金がかかる、というセリフがあるが、これは単に相手に高価なプレゼントをあげるからとか、良い暮らしをさせるからとか、それだけではない。
同性愛者のカップルの場合、セレブであること、お金を持っていることが自分たちを守ることにもなるからだ。
あのセリフは、社会の偏見や中傷から、恋人を守ることに繋がるから、でもある。
なのでスティーヴンは愛するビリーのため、フィリップのために身体を張っても、危険を犯しても、大金を稼ぐのだ。

ジム・キャリーは、この実在の主人公を、ほんとなの?嘘なの?どっちなの!と、観ているこちらにまで言わせるような人を食った演技でみせている。
めっちゃ上手だし、やられたー!
もしかして?と予想はしたけど・・・・・
フィリップ役のユアン・マクレガーがまた可愛い。
あー、あんなゲイ男性いるいる・・・・・でも、ステレオタイプではなく、自然で良かった。
主人公の最初の恋人ビリーがロドリゴ・サントロ。
私、彼はどー見ても普段からゲイやろ?と思ってるが、、、、だってセクシーなんですもん♪大好き♪
主人公ののんびりした奥さんも可笑しかった。
なんだかんだ言って、主人公の周りには良い人ばかり。

そこで思い出すのがアイリーン・ウォルノスをモデルにしたシャーリズ・セロンの「モンスター」。
アイリーンも頭の良い女性だったが、あまりにも生い立ちや、周りにいた人間たちが悪すぎた。
兄か弟の子どもを10代前半で身籠り、もちろんだがお金のためにその頃から男たちに身体を売っていた。
それも格安で・・・・
出会ったレズビアンは愚かな醜女で、それでもアイリーンは「真実の愛」を見つけた、と思う。
アイリーンに依存するだけの恋人のために、身体を売るだけでなく、強盗殺人まで犯すようになり、結局最後は恋人に裏切られ、死刑になるのだ。

同じように知能が高いLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスセクシャル)でも、生い立ちひとつ間違えば、スティーヴンとアイリーンの違いになる。
それはなんと悲しいことか。
ふたりとも結局、刑務所暮らしだが、片や幸せに(勘違いだとしても)、片や世の中に呪いの言葉を吐いて死刑台にあがった。
それにしても犯罪はいけないし、そんな極端なことにはならず、男男だろうと女女だろうと、どーでもいいじゃん。
そう私は思っているし、そういうことを話題にすることすらバカバカしいと思っている。

「フィリップ、きみを愛してる!」ハッピーな作品でした♪
でも、くれぐれも犯罪はいかん。

 

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安易に
2010年06月07日月

男と男、男と女、女と女
同じこと、、

とは言い切れないんだよねぇ

『キャッチミーイフユーキャン』と
『ショーシャンク』をブレンドしたような
テイストを想像してんだけど、、

予告で見る限り
ちょいと年を重ねたジムキャリーが
渋い味を出してると思った
             まる

Re:安易に
同じこととは言い切れない、ってね、うん、わからんでもないけど、その話はまた今度ねっ♪♪♪

で、そのどっちの映画とも違う感じ・・・

2010/06/07 20:17

Re:フィリップ、きみを愛してる!~映画~
2010年06月07日月

土曜日の朝 初上映を見に出かけた

題名からして

あまり期待はしていなかったが

素晴らしい映画

というか

すごいと感じた

あれほどまでに人は人を求めて愛することができるんだと

法律を破り 人を ましてや 愛する人までをも騙して
愛する人に会いに行く

しかも

なんと それが物語ではなく 実在するだなんて

俺にもできるかな・・・

あれだけの愛

うん 久しぶりに楽しめたし
見終わって
人間って いいなーー と・・・

Re:Re:フィリップ、きみを愛してる!~映画~
あららー、星さんたら!
私はその翌日の2時のヤツでした。
結果、馬鹿げてはいますが、あのラストシーンを思い出すと私、ちょっと泣けます
2010/06/07 21:40

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