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  • 04/26/07:24

07.01.15:52

愛を読むひと ~映画~

b5b1e6bb.jpegたぶん20は差があるだろう女と少年の逢瀬、私自身が彼女の設定に近いからか、少年に対してのすごく切実で真っ直ぐな気持ちを感じていたたまれなかった。
この作品は全体を通して、とても気持ちの良い印象。
展開やセリフに奇をてらう部分がなく、すんなりと納得できる、という意味で。

前半はハンナとマイケルの出会いと別れ。
女ひとり暮らしの部屋に、自分に気があるピチピチの男の子が裸でいたら、そりゃこっちも裸で迎えますね。
その部分だけは「おお♪いきなりきたか」と思った。

不思議といやらしさを感じないセックスシーンだった。
彼女の少年に対する「この一度は最後の一度」そんな、未来を諦めながら関係を続けている切実さだけを感じていた。
自分以外に興味を示し始めている彼を感じ取り、がしがし彼の体を洗ってやって、いつものように最後の一度のセックスをして、彼を抱きながら「皆のところに行け」というシーン。
あの真摯で綺麗な流れといったら・・・・

後半のハンナにも共通している気持ちは「潔さ」。
自分が元ナチSSとして行った行為に対しての潔さ。
傷つけた相手に対しての潔さ。
そして、自らの「恥」に対しての潔さ。
「the」に泣かされたのは初めて・・・

3aba5c7b.jpeg普通ならなかなか経験し得ないことに出会ってしまった人の思い、それは本人にしかわからない。
良いことであれ、社会的に抹殺されるべき忌まわしいことであれ。
起こしてしまったことに対する贖罪は、その後の生き方、考え方に現れる。
少なくともハンナは、苦しみながら、少年を愛しながら、自分を律して生きてきたのだと思う。
罪のつぐないも、行為への思いも、本人でしか選択できない、語ることもできない。
それでも正義や道理を言いたがる社会は、そこに何か言葉や意味を求めたがる。
愚かなことだ。

ハンナはドイツ女の誇りを持って寡黙に語り、ユダヤ人少女だったレディは、ユダヤ人らしく雄弁に語った自らの思い。
ひとつの大きな出来事に対するふたりの女性の姿勢は、いつまでも甘いままの少年を少しは大人に変えた。
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朗読者、、
2009年07月01日水


心の闇


やはり
愛は喜びよりも苦しみのほうが多いのだろう

けれど
その苦しみさえも愛せるかもしれない


他人が決して踏み込むことのできない
心の奥ふかくで、、

Re:朗読者、、
ハンナの場合、「心の闇」じゃなくて、純粋に仕事として職務を全うしただけで、『文盲』を恥とする気持ちだけが障害なんだと思いました。
それ以外は普通に恋する女性であり、強く誇りを持ったドイツ人であり続けた人。
2009/07/01 22:01

Re:Re:朗読者、、
2009年07月01日水


なんかさ

朗読、やりたくなったよ

朗読を聴くのでもいいけど

Re:Re:Re:朗読者、、
大人の朗読会やろう!って言ってるのに。
2009/07/01 23:45

Re:愛を読むひと ~映画~
2009年07月01日水

むふふ。Sacoさんとは正反対の感想で面白うございました。
これ、男には非常によく分かる話だと思います。
合評会が楽しみですね。

Re:Re:愛を読むひと ~映画~
管理ページに入ることができて一安心・・・

マイケルはなに?まさか裁判や彼女が文盲だったことで自分が優位に立った!って思ったとか?
2009/07/01 23:47

Re:愛を読むひと ~映画~
2009年07月01日水

管理ページが開かなくて・・・
hiroさん、sacoさんの感想読みましたけど、面白いなぁー。
確かに私も相手が15歳、って年齢にはげっ!って思いましたが、もし私がー、と考えたときに、見かけが男!だったら全然オッケーかなぁ(^^ゞと思ってー。
むしろラッキー♪(*^_^*)

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