忍者ブログ

45style book Get real

広くて浅い頭で素直に頑張ります。
RECENT ENTRY RECENT COMMENT
[09/24 your eyes only]
[09/24 your eyes only]
[07/24 only your eyes]
[06/13 harupy-15]
[06/07 岡山のTOM]

11.26.22:24

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 11/26/22:24

02.13.01:17

羊水と子宮の中

10代の頃、40代の女性はそれなりにとても大人なのだと信じていた。
でも、自分がその歳になってみると決してそうではないことを知った。


kosodate.jpg様々な人の気持ちを、これでも受け容れようとするたびに、ああ・・・この人はまだ小さな少女のままなのだ、とか、半ズボンの男の子のままなのだな、と思う。
本物の「大人」という定義がどういうものなのか、ハッキリと示すことはできないけれど、私が絶対的に信用し頼れる相手、としての「大人」というと、他人でそう言える人はいない。
そういう観点でいえば両親だ。

父は普段、熊本市内の弓道具店で矢を作っている職人なので側にはいない。
そばにいなくても、私にとって彼の存在は大きな誇りである。
一時期、彼を誇りに思えず私は大いに荒れた。
今までで一番苦しい4年間を過ごした。
過ごしてみたから、私にとって彼の存在がどれだけ大きいものなのかを知った。

母は愛情深いけれど、たまに彼女の「愛情の押し付け」ぶりには僻々させられる。
しかし、私や娘に対する彼女の愛情のあまりの裏表のなさに対しては全面的に信頼し、甘えさせてもらっている。
一昨年、色々あって私がほとんど物が食べられなくなった頃、心配して的外れな理由と解決策を語る母に、苦しんでいる本当の理由を話した。
初めは驚いていたけれど、私が冗談にすると一緒に笑ってくれた。
笑いすぎて涙がでるほど。
そのころ私が求めていたもの、を一番理解してくれていたのも母だった。

『育ちゆく心は一種の心の胎内にいる胎児です。母親は羊水になればいい。父親は子宮壁に』
小児科医の渡辺先生は、子供だけでなく大人、親たちの心も未だに両親、あるいは母親との関係性によって成り立っている、という。

母親に愛された記憶、大人との絶対的な信頼関係の記憶があれば、人は自身と向き合うことができ、自身を愛し、他人に向き合い、他人を愛することができるそうだ。
無意識に自分の弱さを否定し、誇大妄想的な万能感や達成感にひたって満足している人のなんと多いことか。

『向き合う』という行為は単純だけれど、とても大切なことだ。
なぜならそれは『許し』『受け入れる』 ことに変化していく。
真に『向き合う』ことができていれば、だけれど。
私の中に揺るぎない何かがあるとすれば、それは両親から愛され育った、と躊躇なく言える自信からくると思う。


『大人だ、と言われる年齢こそ自分自身の幼児性を見つめなおすこと。
私たちの心の中の赤ちゃんは健やかですか?
心の中の母性はどうですか。
父性はどうですか。』 渡辺久子著 「子育て支援と世代間伝達」より

死ぬまで私たちは誰かのこども。 

PR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
URL
FONT COLOR
PASS

Re:羊水と子宮の中
2009年02月13日金

45さんのこの記事を読んでいたら、昔読んだ大江健三郎の「恢復する家族」を
思い出しました。
「人の心を癒し、恢復させる力はどこにあるのか・・・。」
生まれながらに困難な状況を背負ってしまった息子の光さんを「受容」するという
事で守り育てていく家族の姿が感動的でした。
光さんの奏でるピアノのメロディは頑なな全ての心を緩やかに解していく力を感じます。
・・・・なんて事を思い起こしてしまいました。

Re:羊水と子宮の中
2009年02月13日金

ぐうぉぉぉー、キメ番の動画にびっくりしました(笑)
300番?いただきっ!

キメ番。
2009年02月13日金

↑くっ!
sacoさんに取られたか。。。

Re:羊水と子宮の中
2009年02月14日土

ブログでsacoさんのお友達のことを読んで、そういえば・・・と、渡辺先生の本を読み返しているのです。
すごくすごーく複雑だけど、自分自身の精神の問題=母親や父親の精神や生い立ちの問題、に繋がるようです。
記憶は嘘がつけない、というのは絶対的な真理らしく、辛い記憶を癒すには、辛いけれどその記憶と向き合わなければならないようです。
忘れたフリをしていても、どんなに心に絆創膏を貼りまくっても隠せるものではなく、傷ついた記憶を認める弱さ=強さ、なのだと、いつかその方が思えますように。

えらそうなことを言ってますが、私もまだできてませんが・・・

Re:羊水と子宮の中
2009年02月14日土

キリ番はmizueさんしか踏まないと思ってたー!(笑)

Re:羊水と子宮の中
2009年02月14日土

父と母を
素直に受け入れられるようになったのは

二人の弱さを知ってからのこと、、

それは自分の弱さを自覚することでもあり
寂しくもあったけれど

守られていた自分が
守る立場にもなったのだと覚醒

オトナになっていくというのは
そんなに気持ちのよいものでもないけれど

次々に喪失していくオモチャやガラクタの記憶たち
その奥に潜む小さな本物の宝石たちだけは
しっかりと抱きしめておこう

いつか
風になる日まで

Re:Re:羊水と子宮の中
両親もただの男と女で、脆くて壊れやすいただの人なんだ、ということを目の当たりにするって悲しいですよね。
一般的には思春期にそれを感じて葛藤するのでしょうが、中にはもっと幼い頃にそういうことを知ってしまう人もいます。

子供時代、ってすごく大切ですね。
とりあえず青さんや私の中の少年や少女はカラカラ笑っているんだと思います。
2009/02/14 12:24

Re:羊水と子宮の中
2009年02月14日土

キメ番じゃなくてキリ番。

Re:Re:羊水と子宮の中
はははー♪

あ、クォーターパウンダーは3日間限定じゃなくて、南宮崎店(大淀)限定なんだそうです。
近くてごめん。へへへ・・・
2009/02/14 14:19

アゴがはずれそう
2009年02月14日土

クォーターパウンダーは
通算で3個買うと1個タダになるらしい

クォーターパウンダーは
セットメニューだとオマケがもらえるらしい

まだ、行ってないけど
ウチも近いんだけど、、

Re:アゴがはずれそう
豊吉うどんより高いのでねぇ・・・
2009/02/14 19:12

クォーターパウンダーの
2009年02月14日土

いろいろな情報どうもありがとう

Re:クォーターパウンダーの
いえいえ、どうもどうも♪
2009/02/15 00:16

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら