11.25.06:20 [PR] |
05.30.21:20 時をかける少女 ~映画~ |
原田知世の1983年版「時をかける少女」は、CM作家だった大林宣彦監督が、これでもか!と映像技術を駆使して作ったもの。(長編デビューの「ハウス」も面白かった~)
映像の面白さも、だけれど、原田知世という女優の強烈デビューでもあった。
2006年のアニメ版は、細田守監督の瑞々しい演出で、これまた青春の情感やらなんやら、夏の日の校庭の雰囲気などが美しい作品だった。
そして2010年版「時をかける少女」。
予告を観たときに、「んっ!!!!」と感じた。
それでも半信半疑で観たが、私の中に作品が恥ずかしいぐらいに入ってきて、もう、ごめんなさい、勘弁してください、と言いたいぐらいにハマってしまった。
その言い方は間違い。
あの世界にスンナリ入ってしまい、私の中の「いつかの記憶」と画面の中がリンクして、私も一緒に時をかけたのだった。
仲里依紗は、どう見ても嵐の二宮君に見える。
ころころ変わっていく表情も、少しぶっきら棒な歩き方も、立ち居振る舞いも、とても可愛かった。
原田知世も、アニメ版もだけれど、この主人公は女ではいけない。
なんといっても、時をかける「少女」だから。
大人ではない、かといって子どもでもない、本人もまだ何者なのか気付いていない、何者になるか想像もついていない、ただ10代の「私」。
仲里依紗は、そんな主人公のキャラクターに合っていた。
泣き顔も、笑い顔も、走る姿も、何もかもが瑞々しく光っていた。
それに、中尾明慶。
ルーキーズの中ではかなり特徴的な髪形だった彼を、私はとても好きだった。
それが今回はもっさりした長髪に、裾広がりのデニム、という70年代ファッションの大学生。
これがまた、朴訥な青年らしさがぷんぷんしていて素敵、というか、可愛かった。
そんな可愛いふたりが主人公で、以前の主役だった芳山和子は安田成美。
よく聞かれるところの、原田知世だったら・・・・・という話だが、
全然、私は安田成美でオッケーだった。
原田知世には、あまり思い入れがないからかもしれない。
いきものがかりが口を開けたままな歌い方で歌う「時をかける少女」も、仲里依紗のぶっきら棒な雰囲気にとても似合っており、その点は製作側にもきっと思わぬ収穫だったに違いない。
いつか行った気がする場所。
放課後の理科実験室の匂い、狭い四畳半の部屋、お風呂屋さん、学校の正門、人ごみの中、そしてラベンダーの香り、それらの中に自然と私自身がいた。
夕暮れの学校の廊下を、誰かを引きとめるために走ったこと、そして掴んだシャツの感覚。
私の中の記憶が作品にリンクして、私も主人公と一緒にタイムリープした。
自然とそんな風に映画の中に自分を置ける感覚、私にはなかなか無いことなので、驚きました。
Re:時をかける少女 ~映画~
2010年05月31日月
仲里依紗は最近ひっぱりだこですね。
無駄に美人過ぎないのがキモなんでしょうか。
純喫茶磯部の彼女もなかなかよかったですよ。
↑
これ!!!!!確かに良かったですよね!
あほな父親に腹を立ててるシーン、可愛いかった。
なんか、今度の時かけもだったけど、母性本能くすぐるんですよね。
この子の表情。
女優にそんな気持ち感じたのは初めて。
Re:時をかける少女 ~映画~
2011年06月24日金
前2作に比べて圧倒的に残酷なラストを迎える本作。
しかしながら残酷であるが故の「時のながれ」を監督なりに表現してるのだと脳内補完しました。
仲里依紗の魅力満載の映画。
個人的には石橋杏奈(「きみの友だち」)扮する74年の和子との対比が良かったと思いました。
ドヤ顔さま、これまたお久しぶりです。
お元気にされてるんでしょうか?
暑くなりましたが、まだナイト君とは蜜月を過ごしてらっしゃいますか?
ほんとに仲里依紗は可愛いかったですねぇ・・・。
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