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  • 11/26/08:52

12.23.09:48

みさきめぐり

昨日は高原詣で。
霞神社→狭野神社→霧島東神社のいつものコース。
今週は高千穂以外の県内地域に行く機会があったので、そのつど土地の神さまに年末のご挨拶をしている。

火曜日は串間方面。
串間に行けばダグリ岬に行かないわけにはいかない。

まっすぐに目指しながら、道路のわきにある色んな看板をながめる。
串間は美味しいサツマイモの産地だから、イモのオブジェに
「わたしを畑でつかまえて」
と書いてある。
古いラブホテルがある。
名前は「えにし」、こてこてだ。
「郷土の英雄・谷口浩美」という看板がある。
志布志大黒ホテルには、やたらと威勢の良い旗がたくさんたっている。
そこは美しい海岸線だといつも思う。
遠くに観覧車が見える。
不思議な光景でもある。
道路沿いでつぶれて廃墟になっているドライブインさえなければ、弟は死ぬことを考えなおしただろうか?

死のうと思って大きな練炭を車に乗せて、私は運転をしたことがない。
サツマイモのオブジェを見ても、笑えるラブホの看板も、いつまでも掲げられた谷口浩美の名前も、大黒の旗を見ても、弟は笑えなかったのだろうか?
あの道を行くたび弟を抱きしめたくなる。
冷たい姉で悪かったとわびる。
禊ぎだろうか、懺悔だろうか、ひとりで何度か訪れるダグリ岬では、弟が最後にみたものが車の天井やシートや自分のてのひらなのか、それとも春の海だったのか、できれば美しいものであってほしいといつも願う。


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