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01.31.22:49 馬に蹴られて |
昨日と今日、パシリみたいな仕事で朝から閉館まで図書館にいた。
ある町の資料集めで明治28年から去年までの地元紙、宮日新聞の記事を読んでいた。
明治28年から平成2年までの新聞は、マイクロフィルムに収められている。
金曜日にはちらっと様子見で、全然関係のない「太平洋戦争開戦」だの、「玉音放送」だのを試しに探してみた。
なんとなく切ない気持になったのが、終戦の頃の新聞が、紙面の半分ほど真っ白だったこと。
戦後、少しずつ生活が落ち着いてきたころの三面記事は面白い。
「発狂した夫、妻と子を食べる」
「結婚を嫌って家出」
「寝床大爆発」
「馬に蹴られて幼児死亡」
などなど。
誰それが心中した、という記事もかなりあったのだが、中でも「おお!」と思ったのが、男同士で、という心中記事がふたりの顔写真入りで大きく載せられていたこと。
年や月が限られて読んでいたのに、2件見つけた。
その中の1件には「変質的な関係にあり」とあった・・・
彼らの友人にも話を聞いていて、「ふたりは大変お酒を飲むのが好きだった。きっと給料だけでは足りなかったので、厭になったのだろう。それしか考えられない」と、載っていた。
ナイス、友人。
馬に蹴られて亡くなっている人たちがけっこういる、というのは時代を感じる。
また、寝床大爆発は、自宅の地下に戦時中の爆薬を隠していて、それが爆発したのだとか。
結婚を嫌って家出した娘は、両親から許嫁を勝手に決められ、嫌がって家出したらしい。
彼女の身長は四尺七寸。。。。。何センチ?
発狂した夫、というのは宮崎ではなかったが、なんでも仕事で大変な目にあい、衝動的に妻と息子を殺し、お腹を切り裂いて内臓をまさぐっていたとか、首を切断していたとか・・・
なんとなく、まだテレビも各家庭に普及してない時代なので、事件の扱い方がまさに三面記事らしいというか、カストリ雑誌ぽくて面白い。
性病を持っている女性の仕事の割合なども調べられていた。
一位は旅館の仲居、その後、カフェーの女給、なんてものもあった。おいおいおい。
紙面に大きく映画の広告が出ているのも特徴。
載っていない日はないぐらい。
映画館もかなりの数。
東映三本立て、とかで、若山富三郎のなんたらと、肉欲のなんとか、みたいなエッチな感じのが二本ついていて、エッチな写真入りで広告がでていた。
映画がしっかり娯楽だった時代なんだわ。
「欲望という名の電車」を三名の識者が語る、という企画も興味深いものだった。
座談会形式で、参加していた女性がマーロン・ブランドにはセックスアッピール(この言い方が素敵)を感じた、と語っていたが、この映画の彼・・・私もそう感じた。
ということで、仕事は進まず、目は疲れ、だけど面白い経験だったす。
ある町の資料集めで明治28年から去年までの地元紙、宮日新聞の記事を読んでいた。
明治28年から平成2年までの新聞は、マイクロフィルムに収められている。
金曜日にはちらっと様子見で、全然関係のない「太平洋戦争開戦」だの、「玉音放送」だのを試しに探してみた。
なんとなく切ない気持になったのが、終戦の頃の新聞が、紙面の半分ほど真っ白だったこと。
戦後、少しずつ生活が落ち着いてきたころの三面記事は面白い。
「発狂した夫、妻と子を食べる」
「結婚を嫌って家出」
「寝床大爆発」
「馬に蹴られて幼児死亡」
などなど。
誰それが心中した、という記事もかなりあったのだが、中でも「おお!」と思ったのが、男同士で、という心中記事がふたりの顔写真入りで大きく載せられていたこと。
年や月が限られて読んでいたのに、2件見つけた。
その中の1件には「変質的な関係にあり」とあった・・・
彼らの友人にも話を聞いていて、「ふたりは大変お酒を飲むのが好きだった。きっと給料だけでは足りなかったので、厭になったのだろう。それしか考えられない」と、載っていた。
ナイス、友人。
馬に蹴られて亡くなっている人たちがけっこういる、というのは時代を感じる。
また、寝床大爆発は、自宅の地下に戦時中の爆薬を隠していて、それが爆発したのだとか。
結婚を嫌って家出した娘は、両親から許嫁を勝手に決められ、嫌がって家出したらしい。
彼女の身長は四尺七寸。。。。。何センチ?
発狂した夫、というのは宮崎ではなかったが、なんでも仕事で大変な目にあい、衝動的に妻と息子を殺し、お腹を切り裂いて内臓をまさぐっていたとか、首を切断していたとか・・・
なんとなく、まだテレビも各家庭に普及してない時代なので、事件の扱い方がまさに三面記事らしいというか、カストリ雑誌ぽくて面白い。
性病を持っている女性の仕事の割合なども調べられていた。
一位は旅館の仲居、その後、カフェーの女給、なんてものもあった。おいおいおい。
紙面に大きく映画の広告が出ているのも特徴。
載っていない日はないぐらい。
映画館もかなりの数。
東映三本立て、とかで、若山富三郎のなんたらと、肉欲のなんとか、みたいなエッチな感じのが二本ついていて、エッチな写真入りで広告がでていた。
映画がしっかり娯楽だった時代なんだわ。
「欲望という名の電車」を三名の識者が語る、という企画も興味深いものだった。
座談会形式で、参加していた女性がマーロン・ブランドにはセックスアッピール(この言い方が素敵)を感じた、と語っていたが、この映画の彼・・・私もそう感じた。
ということで、仕事は進まず、目は疲れ、だけど面白い経験だったす。
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三面記事、、
2010年02月01日月
時世を反映しているとは言え
おろかな人間はおろかだし
それでも必死で生きているし
変わらないものは変わらない
それがまた愛おしいね
Re:三面記事、、
新聞からも、人からも、みょうなパワーを感じます・・・
事件の詳細が今よりも事こまかに掲載されているし、亡くなった人の住所もしっかり出てるし、子どもが子どもを殺してしまった、なんて事件もあったし、内容だって少しも今と変わらない。
さすがに馬車に轢かれる人はいなくなったやろうけど。
事件の詳細が今よりも事こまかに掲載されているし、亡くなった人の住所もしっかり出てるし、子どもが子どもを殺してしまった、なんて事件もあったし、内容だって少しも今と変わらない。
さすがに馬車に轢かれる人はいなくなったやろうけど。
Re:Re:三面記事、、
2010年02月01日月
そう言えば
以前は
宮大や神宮近辺で
馬を見かけたもんだけど
最近みなくなったなあ
あの馬たち
今はどこ散歩してるんだろう
Re:Re:Re:三面記事、、
そういえば私も見たような・・・
農学部の農場にいるのかなぁ。
すでに青さんのお腹の中だったりして・・・
農学部の農場にいるのかなぁ。
すでに青さんのお腹の中だったりして・・・
Re:Re:Re:Re:三面記事、、
2010年02月02日火
食うなら
ウマよっかウシ
ああ、うしぃ
だれかさんといっしょに
ウシたべたい、、
Re:Re:Re:Re:Re:三面記事、、
そのうちに私が大野屋に連れてってあげますってば!
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