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  • 11/26/00:39

12.11.09:18

イングロリアス・バスターズ ~映画~

ingurorias.jpgクエンティン・タランティーノ監督作、というとバカバカしいB級なイメージ。
勧善懲悪ではないけれど、誰かと誰かが戦うにしても、作品の中にわかりやすい理由があった。
だから音楽とアクションを単純に、おー♪格好良いー!と感じていればよかった。
それが今回はない。
演出やアクションシーンはいつもどおり面白いが、最初から最後まで「何か解せん」感じがしていたのは、やっつけられるナチスの連中が、この作品の中で殺される理由がわからない。
確かに歴史ではナチス=悪、なんだけど、もしそんな「説明しなくてもそうなってるんだから」な理由だとしたら、すごく人間的に浅いというか、興行的に薄いものを観せられたと思う。

10歳の子どもがこの作品を観たとする(R15だけど)。
ヒトラーやナチスが、頭の皮をはがされる、ひとつの場所に閉じ込められ、火あぶりに遭い、逃げまどう中にマシンガンで銃弾を撃ち込まれる意味がわかるだろうか?
それとも、登場人物が「こいつらは残酷に殺して然るべきなんだ!」と言えば、そうなんだー、と思うのかな。
それでは頭が悪すぎる。

そこで思いついたのが、昔のウエスタン。
白人が、襲ってくるインディアンをやっつける映画の数々。
だいたいインディアンの土地に白人が入ってきたのに、それを怒っているインディアンがやっつけられて拍手喝采、というのはあんまりだ。
だけど、格好良く銃を構えた美男俳優が勇敢に戦い、家族を守る姿を観せられて、観客は単純に喜んだ。

その単純さはとても愛すべきものではある。
すごく正しい映画の観方でもある。
もしかすると、今回タランティーノは観客の、その部分を楽しんだのではないか?

何故なら、そう思わないとあまりにもこの作品は中途半端。
家族を殺されたユダヤ人女性、アメリカ人兵士たちによるナチス一掃ゲリラ隊。
作品中ナチスの面々は、このふたつに狙われているが、どちらにも、ネズミ捕りに捕まったネズミを水に沈めて殺すような、それほどの決意みたいなものは感じられなかった。
「ヒトラー、ナチス=絶対悪」という構図を映像で観せるのではなく、すでにそれありき、という流れで物語が進んで行くことにすごく違和感をおぼえた。

面白さタランかったら全額返金セールの頃に行くべきだった。

デヴィッド・ボウイの「キャット・ピープル」は嬉しかったなぁ。
どうなってるんだろう・・・・・ナスターシャ・キンスキー


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Re:イングロリアス・バスターズ ~映画~
2009年12月11日金

いやいや、この映画は計算高く冷酷なドイツ人に対しておバカなアメリカ人がなんとか一泡吹かせようと頑張る自虐映画ですよ。

Re:Re:イングロリアス・バスターズ ~映画~
あー、おバカなアメリカ人が~ってねぇ・・・なるほど!
2009/12/11 14:53

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