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  • 05/17/13:31

02.28.22:43

インビクタス~負けざる者たち~

mandela.jpg今さらな『インビクタス~負けざる者たち~』。
クリント・イーストウッド監督の最新作。
ネルソン・マンデラというと、去年あたりに『マンデラの名もなき看守』を観た。
それが初マンデラ。

伝記映画は苦手なので、そういうのを観たからといって、あれがホントのマンデラさんだとは普通、思わない。
映画はドキュメンタリーであってもノンフィクションだとは思わない。
何かを訴えようとして作る以上、観る側に対する演出は必ずあるから、ドキュメンタリーを観るときにはテーマとすることを「知る」だけにとどめておいて、「真実」だとか「わかった」とは思わない。
伝記映画もそんな感じ。
偉大な人物を扱った作品ならば尚更。
だって格好良すぎる、マンデラさん・・・・ホントにああなの!
どう考えても一般的にはそんな扱いの、実在の人物が登場する作品をどうしてイーストウッドともあろう人が作ったんだろう?と、疑問だった。

invictus.jpg『インビクタス』の中で印象的だったのは、マンデラさんが自分につらくあたった者たちを赦せ、と黒人たちを諭す場面。
戦いを望まず平和な未来を作るなら、復讐などではなく、赦しが必要だと。
これは大きい小さい関係なく、世界中で争いをしている全ての人々に言えること。
ロベン島の刑務所で、穴掘りや石積みの拷問のような作業をしながら、狭い独房から外をながめながら、マンデラさんは復讐ではなく、自身の精神を高みに持っていくことで長い刑務所生活を耐えてきた。
世の中にある暴力による悲しい出来事に対する、イーストウッドの願いはそこかも?
独房に立つマンデラさんの背中は『マンデラの~』でもとても立派に描かれていたけれど、『インビクタス』の中でも似たようなシーンがあった。
小さな独房の中の、大きなマンデラさんの背中。
不当な扱いに屈せず、その精神を暴力に貶めず、目の前の苦しみだけを見るのではなく高みを目指す、高貴な心を持った人。
誰もがそんな心を持つならば、誰もが一緒に笑いあえる。

うう・・・そんなことを考えるのも正直面映ゆいが、『ミスティック・リバー』も『グラン・トリノ』も、そういうことではないかと思う。
その二つの作品では明確に出さなかった答えを、今回マンデラさんの半生と、南アフリカで開催されたラグビーワールドカップの奇跡のような結果を使って見せてくれたのかも。
今までのイーストウッド作品にある、なんとはなしに暗い部分は皆無。
でも私のファザコン部はしっかり刺激され、イーストウッド=パパ、という図式は変わらない・・・

dfd9f190.jpegで、やっぱり『ミリオンダラー・ベイビー』が一番好き。









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Re:インビクタス~負けざる者たち~
2010年02月28日日

見たいなーー

思いつつも
最近は忙しくてなかなか映画館に行けない

だから いつもシネマ1987や45さんのブログを見て
なんとなく満足してしまっています^^

なるほど そういう見方があるんだね
歴史物の映画

俺はどうもすぐに感化されてしまって
それを事実として納得しちまうけど
今 語られてる歴史は 時代時代の勝者が過去を造り変えて 自分のいいように歴史を残そうとしてきた
今 理解している歴史は真実ではないかもしれないね

「トロイ」や「スパイゾルゲ」、「レッドクリフ」「タイタニック」など・・・歴史物好きの俺は 映画が史実だと勘違いしてるかな・・・?

でも
あくまでも作品として楽しめればいいよね

そうそう 確かに「ミリオンダラーベイビー」はよかったね かなり暗い映画だったし 後半は目をそむけたい場面もあったけど

「荒野の用心棒」のイーストウッドが監督するとは思いもしなかったけど 硫黄島とか なかなかいい映画を作るなーーと感心

Re:Re:インビクタス~負けざる者たち~
星さんなんだかんだ言って映画観てますよねぇ。
感心します・・・・

で、ホントかよ?と思いながら観るようになったのは、ここ4年ぐらいです(^^ゞ
レイ・チャールズの「Ray」を観たときに、彼のファンだった私の英語教師から、あんなの事実と全然違うよ~とせせら笑われまして(涙)、それ以来、映画は娯楽だし、興味持ったら自分で調べよう~と思うようになったとです。

仕事が忙しい、なんてこんなご時勢ですし、幸せですねぇ♪
お体気をつけて、そして交通安全ですよー♪
2010/03/01 00:54

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