11.26.14:46 [PR] |
01.20.23:08 犯罪を犯す気持ち |
爆笑問題の太田が「なぜ人を殺してはいけないのか」について犯罪心理学者と話をしているのを聞いていた。「自分はその答えがまだ判らない、だから生きていて一生考えたいんだ」と彼が言う。
うまい言い方だなぁ、と思った。
今までいったい何度、「あんなやつ死ねばいい」と願ったことか。
しかしこれが自分の手で、じゃないところがダメなというか、普段から包丁を持ちなれているが、これで生き物を刺す、などと考えただけで怖い。
間違えて飼っていた小鳥を踏んづけたときも、飼っていた犬の爪切りをしていて間違って深爪してしまったときも、踏んだ足の感触も、爪切りで身を切った感触も、今思い出しただけで気持ち悪い。
もし、車で人を跳ねて殺してしまったなら、私は一生顔を上げて暮らせないと思う。
そんな人間なのに嫌いになった他人を「死んでしまえ」と呪うなど、虫の良い話である。
犯罪心理学者は太田の話にウンウン頷きながら「殺した側も、殺された側も、その周りも、誰ひとり幸せな人はいない。もし、なぜ殺してはいけないか?そう問われたら僕は自分の見てきた事実で答えるしかない」と言った。
秋田で起きた実の娘と近所の男の子を殺した畠山被告。
彼女が「なぜ殺傷するのが悪いことなのか」と心理士に手紙を書いた、らしい。
彼女の犯罪から、彼女が著しく「イメージする」能力に欠けてることはわかる。
ただただ、そんな彼女を最後まで母と信じていたお嬢ちゃんが哀れでならない。
誰の心の中にも暗いものはある。
私もすごく見つめている。
だからたまに「死んじゃえ、私」なんて思うこともある。
だけどできないのは、自殺したとしても、その私の亡骸を片付けるのは後始末するのは誰か?考えると、結局一番煩わせたくない相手に迷惑かけることになる。
それはいやだ。
臆病者の言い訳であるが、お腹をすかせた猛獣の群れのなかに入り、骨まで食べてもらうなら良いのかもしれない。
「法律は、言葉で縛っておかないと人間てやつは何するかわからない、という性悪説に基づいているが、犯罪の多くは言葉で説明できない部分で行われている」
心の闇を見つめることは悪いことじゃない。
見つめすぎて取り込まれることもあるかもしれない、だけど、闇を知っている人は光の明るさも知っている、はず。
それと愛は大事だな、なにはともあれ。
生まれ変わったら勉強いっぱいして犯罪心理学者もいいな。
Re:犯罪を犯す気持ち
2009年01月21日水
闇と困難さとおんなじくらい、
光と希望もあるはず。
私も臆病者の一人。。
くぐってもどってきて本当に良かった
Re:犯罪を犯す気持ち
2009年01月21日水
そうだね、くぐってもどって本当に良かった!
まだまだ先は長いからねー♪
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