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  • 11/25/03:56

03.01.23:18

あしたのジョー ~映画~

0d77183e.jpegだいたいアニメの実写版なんて作る方が間違ってると思っていた。
それも私が愛してやまないジョーを!
ジョーだんじゃない!だいたい、山Pなんかがあたしのジョーになんかなれるハズない!
そう思っていた。
この間のヤマトが凄すぎたし。
ところがこの作品、良い意味で期待外れ。
最初から最後まで、しっかりハマってしまった。

冒頭、アニメ一作目のジョーのテーマが流れてくる。
工場の煙突から煙が出ている、夕暮れ時だ。
あー、ジョーがこの色を背にして口笛吹きながら歩いてくるのよ・・・
それが山Pのシルエットだと知っていても胸がぎゅっとする。
ドヤ街の人々、冷たい雨、街かどにうずくまるジョー。
それだけで目頭が熱くなる。
河原に寝そべるジョーのコートのポケットから、チビ連が何か拝借しようと近づいてくる。

「何もねえぜ」

ジョー!!!!もうたまらん。
自分でもびっくりするほどハマってしまった。
その後のドヤ街でのケンカのシーンは、殺陣がとても上手だった。
作り物なのに自然で、実にナチュラルに殴り合っていた。
そう、この作品はボクシングのシーンがなんといっても素晴らしかった。
こんなに普通にドキドキさせるボクシングの試合シーンは初めてだった。

おまけに物語の流し方がとてもうまい。
段平に出会って少年院に入るまでや、「明日のために~その1」から少年院を出るまで、少年院時代のポイントはちゃんと押さえてあるし、削るところはしっかり削って編集がうまい!
それは最後まで感じた。
減量に苦しむ力石がアッパーだけを練習していたことが出てこなくても、力石の死からラストまでの流れも全然オッケー。
どのあたりでラストになるんだろう?と思っていたが、ここしかないな、というところでちゃんと終わっていた。

惜しむらくは白木葉子。
付け足した出生の秘密は余計~。
全然その後との関連性ないし、力石が少年院に入った原因としてもなんで原作のままにしなかったのか?わからん。
確かに力石との死闘までの葉子は地味だ。
白湯をどうぞ、と差し出すぐらいしか見せ場はない。
だからといって地味なだけのキャラではない。
作品の中では掃き溜めにツルの役どころなので、下町の太陽的紀ちゃんとはまた違い重要なのだ。
なので、そこに居るだけで目を引く、おっ♪と気にせずにはいられないような女優を使うべきだった。
香里奈では役不足。

だが、そんな部分を差し引いてもこの作品は良かった。
最初から最後まで、目頭が熱くて熱くて、観終わったあとの私の目がどれだけ腫れていたことか。
私だってリングアナなら一度で良いからアナウンスしたい。

赤コーナー117パウンドー 矢吹ー丈~
青コーナー118パウンドー 力石ー徹~
とか、カーロスーリーベラーとか、ホセーメンドーサーとか!

死ぬ間際に自分のグラブをジョーに託す、そう葉子に告げたというフィクションも許す。
そうであってほしいなんて、私もちょっと思ってたから。
アニメと同じような服装していても許す。
段平が同じような顔にされていても許す。
そのあたりは原作は原作、映画は映画で変えてもらっていいんだけど・・・・と思うが、まあいい。

何だか、うおうお言ってたウルフも、何故かゴロマキ権藤も、紀ちゃんがいなくても、いい。
許す!
そうだ、紀ちゃんが出てきてないということは、続編などないということだ。
青春を謳歌する、という意味を問う紀ちゃんがいなければ、ジョーは誰にも「真っ白な灰だけだ・・・」なんて言えないはずだ。
そうだ、今気付いた。
良かった!続編はいらない、この作品の終わり方で十分だ。

ジョーが生きている。
あしたを目指して生きている。
たとえ映画の中だけでもいい。
ジョーが生きていて、泪橋の下でサンドバックを叩いている。
そう思えることが何よりも嬉しい。



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Re:あしたのジョー ~映画~
2011年03月04日金

想いい入れの強い「ジョー」にガッカリさせられなくて、満足出来て、嵌って、ほんとに良かったですね。
私も好きでしたよ。この映画。
特に伊勢谷の力石♡

Re:Re:あしたのジョー ~映画~
ほんとにー♪
だからってこれから山Pを見て「ジョー♪」とは決して思いませんが、この作品はちゃんと作ってあり、嬉しかったです!
確かに伊勢谷の力石は素敵でしたねぇー。
2011/03/05 08:27

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