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  • 04/25/19:41

07.16.22:19

ヘルタースケルター ~映画~

f513b047.jpeg沢尻エリカが出演した作品は「パッチギ!」しか観ていない。
可愛い子だなという印象しかなかったけれど、私の中で彼女が色付きで見えるようになったのは「クローズド・ノート」の仏頂面からだった。
あの映画も観てはいない。

あの仏頂面は、自分が主演したとはいえ沢尻エリカとしても「つまらん」映画だと思っていたからか?
自分が納得できていない作品を、仕事だからとニコニコして薦めることができない人なのかなと。
それは私が勝手に思っていたこと。
ホントのところは知らない。

「ヘルタースケルター」は、「考えなしの一般大衆にたった一人で立ち向かう傀儡(くぐつ)」という内容。
沢尻エリカが演じるにふさわしい作品だと思う。
くぐつ、操り人形のこと。
彼女はそれを演じようと頑張っていた。
ただ、演出なのか編集なのか、それとも十分に撮影がされていなかったのか、叫んで泣いて怒りをぶつけ、男や女と身体を絡め、そして写真の撮影、、、というパターンばかりが流れていき、主人公の心の深みを感じる事のない作品になっていた。
蜷川実花監督が撮ったPVという印象。

水原希子は、自分を傷つけようと近づくりりこのマネージャーに、たったひと言「いいよ」と言って睨む表情だけで私の気持ちを持って行ってくれたのに、健気に頑張っていた沢尻エリカがあれではもったいなさすぎる。

こずえ(水原希子)は、生まれながらに美しい。
なろうと思ってモデルになったわけでもなし、でも、その体型を維持するために食べたものを吐くという努力は普通にやっている。
それはりりこ(沢尻エリカ)も同じ。
彼女は全身整形。 
造られた美を維持するための努力(メンテナンス)はこずえより多いし、精神的なストレスも随分ある。
全身整形で美と地位を手にする、それを幸せとすることを自ら望み、選んだ。
だから努力もストレスも、そんなものは普通。
たまにマネージャーをいじめて発散するが。
ストレス発散。
マネージャーに、自分の恋人の婚約者に硫酸をかけさせたことも、嫉妬というよりもストレス発散。
「努力」なしに幸せをつかもうとしている者に対しての、暗い復讐。

その復讐は、こずえにも向けられる。
でも、こずえは持って生まれた美しさを使い仕事をしている分、りりこよりも周りを冷静に見る力が備わっていた。
「自分たちは一般大衆の欲望処理装置」
「今はちやほやされていても、そのうち顔も名前も忘れられる存在」だから、自分の地位に執着しない。
復讐は失敗する。

大衆が「見たいと思うものを見せる」存在としての自分、
しょせんは操り人形だった自分の、ひとりの女性として精一杯の強がり。
そして、まがい物としてこれから生きていく決意。
それがあのラスト。

沢尻エリカ、綺麗だった。
天使にも悪魔にもなる表情が、とてもキレイだと思った。
だからもったいない。
編集と音楽でスタイリッシュになっているが、それが物語を深くすることを邪魔してる。
あえて観客が考えなくてすむように作っているのか、監督が物語に気付いていないのか、多分前者じゃないだろうか。
売り手の心の声、言葉を借りれば、「一般大衆は、バカだから」。

彼女がのびのびと仕事できると良いのにと思う。
女優なんだから性格は良くなくていい。
誰よりも綺麗で、そして誰よりも演じることが出来さえすれば良い。

戸川純の「蛹化の女」が流れた。
嬉しかった・・・
 
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