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05.31.10:00 冷たい熱帯魚 ~映画~ |
1987フォーラムに入れたものを若干変更~
精神的にもっと酷い描写を想像していたので、意外に普通でした。
ラストも想像の枠を超えず。
あー、絶対こいつ、こう言うぞ・・・こういう終わり方するぞと思っていた通り。
そんな部分や、普通の男の吹越満、キレまくっているでんでんと黒沢あすかがめちゃくちゃスゴイのですが、こうなるんじゃないか?という想像の枠内でした。
ホントに一番キレてるのは、あの娘で、
彼女こそがタイトルにある「冷たい熱帯魚」ですね。
周りの大人たちが魑魅魍魎の如く、どろどろぐちゃぐちゃと混ざり合いしている中、先輩社員に(たぶん)心も身体も可愛がられながらヒラヒラと、自分の幼い欲望を温めながら生きている。
だからこのストーリーは、あの娘によって生まれ、あの娘で終わるのでしょう。
最初から最後まで流れている「生」っぽい雰囲気が、妙にいやらしい作品でした。
「本当らしい」という「生」っぽさではなく、性的な「生」っぽさ。
生々しいエロスというか・・・
三島由紀夫の「午後の曳航」という小説の中で、男になる儀式として猫を解体する少年たちが登場するのですが、流れる血や脈打つ内臓、立ちこめる生臭さなどの描写がとても生々しくてエロチックだったことを思い出しました。
血まみれの黒沢あすかはすっごくセクシーでした。
やっていることは、ロミー・シュナイダーの「地獄の貴婦人」みたい。
吹越満にでんでん、黒沢あすかは熱演でした。
特に、頭の中がすでにキレているでんでんと黒沢あすか。
自分たちに危害を加えそうなものを徹底して排除する、人間的な感性など少しもない野生動物のようでした。
目の前にあるものを欲しいと思ったら、すぐに欲しい。
それが快感につながるものなら尚、嬉しい。
そんな感じで。
黒沢あすかなんて、男相手が汚いオジサンだったり、さえない吹越満だったり・・・だからか、女性従業員とキスしてるところが一番ぞくぞくしました。
それ以外で魅力的だったのが血まみれのシーン・・・(笑)
それにしても、俳優たちは独特のテンションだったでしょうね。
ネジの外れている人を演じるってどんな感じなのでしょう。
または、外れていく様を演じるとは。
韓国の女優、イ・ウンジュの「スカーレット・レター」はそれはそれは心に痛く突き刺さる映画ですが、彼女は血まみれの役を演じたあと(それが原因ではないでしょうが)、自殺しました。
意味の判りにくい物語でしたが、あの、トランクの中の彼女は凄すぎた。
でも、観る側に一定の力を要するシーンは、ある意味魅力的なのは確かです。
なぜ魅力的に感じるか?
それはしょせん私たちがヒト科の「動物」だからでしょう。
園子温監督作としては判り易く、ちゃんと面白く観ました。
彼の作品は実験的というか、人が眉をひそめそうなもの、ホントは見たいと思っているものを集めたらどうなるか?それらをいつも考えて作っているような気がします。
この作品、もう一度観るには1000%元気が必要ですが、
ただ、ただ、もう、パワーに溢れた作品でした。
精神的にもっと酷い描写を想像していたので、意外に普通でした。
ラストも想像の枠を超えず。
あー、絶対こいつ、こう言うぞ・・・こういう終わり方するぞと思っていた通り。
そんな部分や、普通の男の吹越満、キレまくっているでんでんと黒沢あすかがめちゃくちゃスゴイのですが、こうなるんじゃないか?という想像の枠内でした。
ホントに一番キレてるのは、あの娘で、
彼女こそがタイトルにある「冷たい熱帯魚」ですね。
周りの大人たちが魑魅魍魎の如く、どろどろぐちゃぐちゃと混ざり合いしている中、先輩社員に(たぶん)心も身体も可愛がられながらヒラヒラと、自分の幼い欲望を温めながら生きている。
だからこのストーリーは、あの娘によって生まれ、あの娘で終わるのでしょう。
最初から最後まで流れている「生」っぽい雰囲気が、妙にいやらしい作品でした。
「本当らしい」という「生」っぽさではなく、性的な「生」っぽさ。
生々しいエロスというか・・・
三島由紀夫の「午後の曳航」という小説の中で、男になる儀式として猫を解体する少年たちが登場するのですが、流れる血や脈打つ内臓、立ちこめる生臭さなどの描写がとても生々しくてエロチックだったことを思い出しました。
血まみれの黒沢あすかはすっごくセクシーでした。
やっていることは、ロミー・シュナイダーの「地獄の貴婦人」みたい。
吹越満にでんでん、黒沢あすかは熱演でした。
特に、頭の中がすでにキレているでんでんと黒沢あすか。
自分たちに危害を加えそうなものを徹底して排除する、人間的な感性など少しもない野生動物のようでした。
目の前にあるものを欲しいと思ったら、すぐに欲しい。
それが快感につながるものなら尚、嬉しい。
そんな感じで。
黒沢あすかなんて、男相手が汚いオジサンだったり、さえない吹越満だったり・・・だからか、女性従業員とキスしてるところが一番ぞくぞくしました。
それ以外で魅力的だったのが血まみれのシーン・・・(笑)
それにしても、俳優たちは独特のテンションだったでしょうね。
ネジの外れている人を演じるってどんな感じなのでしょう。
または、外れていく様を演じるとは。
韓国の女優、イ・ウンジュの「スカーレット・レター」はそれはそれは心に痛く突き刺さる映画ですが、彼女は血まみれの役を演じたあと(それが原因ではないでしょうが)、自殺しました。
意味の判りにくい物語でしたが、あの、トランクの中の彼女は凄すぎた。
でも、観る側に一定の力を要するシーンは、ある意味魅力的なのは確かです。
なぜ魅力的に感じるか?
それはしょせん私たちがヒト科の「動物」だからでしょう。
園子温監督作としては判り易く、ちゃんと面白く観ました。
彼の作品は実験的というか、人が眉をひそめそうなもの、ホントは見たいと思っているものを集めたらどうなるか?それらをいつも考えて作っているような気がします。
この作品、もう一度観るには1000%元気が必要ですが、
ただ、ただ、もう、パワーに溢れた作品でした。
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Re:冷たい熱帯魚 ~映画~
2011年06月07日火
やっと観てきた。
ドラッガーとか配給するならこっちの上映館を増やして欲しい。
でんでん、黒沢あすかよかったですね。
確か、事件直後は映画化するなら犯人の容姿ににている?とかで、泉谷しげるの名前が上がっていた気がします。
興行的に上映時間の厳しい制約がある中で、2時間半はがんばってますね。あまり長さを感じないのでもっと人物像を個別に掘り下げていく方向だったらよりよかった気もします。が、愛のむきだしになっちゃいますね。
次は渡辺哲主役でやりたいって監督が言ってるので、それもまた興味ありますw
とりあえず、風化した事件のおさらいで
「悪魔を憐れむ歌」を読み始めました。
Re:Re:冷たい熱帯魚 ~映画~
ドラッカー!は、まあ、あっちゃんのパーツが中央に集まりすぎてるからか、あの人全然ダメでしたねぇーーーーーーーー。
私はですねぇ、この人たちの背景とか掘り下げなくて良かったと思いました。
最後にでんでんが「お父さん、ごめんなさい~」って言うのも、あれ無くて良かったのにと思ったぐらいで。
途中に冗談ぽく自分の生い立ち語るだけで(あのシーンは面白かった)。
もおう、せっかくの魅力的な殺人鬼ふたり組なので、そうなった理由はどうでも良いから、でんでんも黒沢あすかみたいに最後までぶっとばしで終わってくれた方が、私は、より良かったかなぁです。
「恋の罪」も楽しみですなぁ~♪
私はですねぇ、この人たちの背景とか掘り下げなくて良かったと思いました。
最後にでんでんが「お父さん、ごめんなさい~」って言うのも、あれ無くて良かったのにと思ったぐらいで。
途中に冗談ぽく自分の生い立ち語るだけで(あのシーンは面白かった)。
もおう、せっかくの魅力的な殺人鬼ふたり組なので、そうなった理由はどうでも良いから、でんでんも黒沢あすかみたいに最後までぶっとばしで終わってくれた方が、私は、より良かったかなぁです。
「恋の罪」も楽しみですなぁ~♪
Re:冷たい熱帯魚 ~映画~
2011年06月08日水
「恋の罪」は棒だった神楽坂が成長していると監督が言ってるので、オッパイ枠を卒業できたのか要確認ですね。
Re:Re:冷たい熱帯魚 ~映画~
はははははーーーーーーーーーー。
そういえば、やたらとオッパイもまれてましたねー
もみがいのありそうなオッパイでしたし♪
そういえば、やたらとオッパイもまれてましたねー
もみがいのありそうなオッパイでしたし♪
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