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  • 08/25/18:31

06.06.02:30

千と千尋の神隠し ~映画~

sentochihiro1.jpg「私の名前はミギハヤミ コハクミズ」
ハクがそう千尋に告げるシーンは何度観ても感動する。
DVDも持っているのに、テレビ放映されるとつい観てしまう『千と千尋の神隠し』。
ジブリの作品ではトトロ・ナウシカの次に好き。

観ながらいつもカオナシについて考える。
自分の居場所を求めさまよっているカオナシというキャラクター。
千尋の気を引こうとして、一生懸命に物でつろうとする。
何故なら砂金を見つけて、それに群がる人々を見たから。
ひどく浅はかで、単純。
自分で道を切り開くことを知らず、言われたまま、されるがままに生き、上手くいかないと他人のせいにする。
他人との関係性をつくることがヘタで、相手の気持ちをくむことができず、自分本位で友人関係になったり親友になったり恋人になったり別れたり、しかし本人は決して自覚しない。
余程の賢者で仁徳者が導いてくれるなら良いけれど、たいていは、そんな他人に深入りするなど賢者ほど避けるだろう。

しかし基本は素直で「良い子」。
カオナシはそういう存在だと思う。

千尋が自分で未来を切り開いていく姿と、最後まで他力本願なカオナシの姿。
作品はそこで終わり、彼らがその後どうしていくかは知らない。
しかしきっと千尋はそのままで、カオナシもあのまま銭婆の家で暮らすだろう。
千尋やハクは「本当の名前(自分自身)」を取り戻すが、カオナシはカオナシのまま穏やかに暮らす。

sentochihiro2.jpgどちらが楽か?といえばカオナシの生き方だろう。
周りを傷つけ、与えられるまま擬似家族の中で暮らす。
千尋は銭婆やカオナシたちが紡いだ髪留めをし、前だけ向いて歩いていく。
それはヒーローの姿だ。
様々な人々の中から、彼らを救うべく立ち上がる英雄だ。
しかしその存在はたった10歳の少女であり、それまでの出来事はほんの一瞬に違いない。
彼女自身ですら、名前を取り戻した意味も、髪留めの意味も分かってないだろう。

そんな切なさも何とも言えず好きだ。
エンドロールで流れる「いつも何度でも」の精神性も大好きだ。


ひとつだけ引っかかるのは、千尋が10歳にしてはしっかりしすぎていること。
同じ女の子が頑張る作品だったらナウシカの方がいいなぁ、と思う理由

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06.05.02:12

またね

鹿屋に行ってきた。
宮下江里香さんという、とても素敵な人に会いに。
彼女のことは以前ブログに書いたことがあるのでもう説明はしないけれど、とにかく彼女との縁を切ってしまうのは絶対にいやで、できれば多くの人たちに彼女のことは知ってもらいたくて頑張ったけれど、もういいや、素敵な人なんだから私が独り占めしちゃおう、と、「ただの知り合い」から「友だち」になるために。

会った瞬間から彼女にはすんなりと、不思議なことに彼女もそれは感じてくれたようで、以前からの友だちのように話が弾んで楽しかった。
いつもならそんな人とお話していると、メモ取りたくなるのでノートを出していたけれど、そんなじゃなく、お互いの話をお互いが「それで?それで?」という感じで・・・

私の中にある太陽で、そしてブラックホールのような存在が、出会った瞬間から何か説明のしようがない運命のように自然に私の中に刻まれていったこと。
それは偶然ではなく、必然だったとはっきりと自覚して、それがスイッチだったかのように運命の輪が回りはじめた。
それからの変化の波に私は乗れているのだろうか?
たまに気持ちが折れそうになると、どこからともなく、いいんだ、そのままで・・・と誰かが行く先を示す。
やり方によってはひどく心を傷つけられても、それでも私は同じところを見ている。

miyashita-san.jpg同じように宮下さんも、もがいている。
彼女のブログを読んでいると、あの笑顔の中にある大きな闇が、実は光を見つけるためにあるものなんだ、と感じる。
ただ体調だけは気をつけてほしい。
貴女を頼っている小さな命たちは、貴女を疲れさせ、消耗させるけれど、それ以上に貴女を導く光だ。
貴女も変化を感じてとまどいながらも懸命に生きている。
きっとうまくいく。
いつか本当に笑えるから。

私もそうなんだ。

06.04.01:13

なでてくれればいい

首輪をつけて
鎖をつけて
あなたが飼っているわたし

みはりもなく
逃げないわたしを
ばかめと思っているあなた

fba43d8d.jpeg









06.03.00:20

あきらめていいの?

kurosawa.jpg9割9分9厘の確率でダメになりかけていた企画が甦った。
0対0の9回裏、2アウト2ストライク3ボールでのホームランだ。
信じられない、というか、すごく信じてくれた人がいたからできた事だ。

先週の金曜日夕方、私の携帯に「なかったことに」と連絡をもらい、その態度のあまりの誠意のなさにひどく傷ついた。
断るなら断るなりの礼儀があるだろう!いったいそれまでに何度ハッキリしてほしい、とお願いしてきたことか。
色々な注文をつけられ、何度それをクリアしてきたか。
そんなもやもやした気持ちを抱えながら別件でお会いしたMさんの、「崖っぷちに立ったり、何もかもなくなった!って時こそ自分が本当に欲しいものだけが見えるものですよね」って言葉に大きく大きくうなずいた。

その企画を「えー?」と言う人たちもいた。
しかし、「いいじゃん!」と言ってくれた人たちもいた。

翌日、あきらめきれずに「企画」だけ、として考えてみて、他でやれないか、とにかくあたってみよう!と、県内の学校や教育関係に強力なネットワークを持つ廣瀬さんに相談した。
彼女には企画を考えていたときに、さわりだけ話したことがあり、その時も即「いいよ!それ!」と言ってくれていたから。
彼女は、残念だ!もったいない!と私以上に腹を立てて、その場でも考えられる限りの人脈とアイデアを出してくれた。

そのときの彼女のアイデア、紹介してくれた人たちも、全てあたって全滅だった昨日、状況を説明して、急な話なのにここまでやってくれたことにお礼を言うと、「それで、あきらめていいの?」。
この人はこれでもまだ諦めるな!と言う・・・・・
そのことに感動しながらも、万策尽きた感があったので、知りあいのフリースクールに尋ねてみる、という彼女に、無理しないでいいです、と伝えた。

tokyosonata.jpgそして今日、私立高校の芸術科の先生や、芸術面に力を入れている高校などに連絡したが、やはりダメ。
夕方、スタバでがっかりしていたら彼女からメールが入った。

「GK小学校がやってくれるそうです」

すでに企画の対象学年の先生たち、校長、教頭にも話が通してある。
校長が「そんな有名な人が来て話をしてくれるなんて、願ってもない話だ」と言ってくれた。
そう私に話してくれた。

それを彼女から聞いたときの気持ちを、何と表せばいいだろう。
今思い出しても泣けてくる、あれは夢だよ、本当は嘘だよ、そう言われるんじゃないか、また急にダメだと言われるんじゃないか、どうしても信じられない。

そこの担当の方に連絡して、本当にやってくれると確認して、私が「ありがとうございます!」と言うと、「そんなに嬉しいんですかー?」と笑われた。

嬉しいですとも!
嬉しいですとも!

それまでの人を馬鹿にしたような態度や、誠意の欠片もないやり方や、そんなものに振り回されてささくれていた私の気持ちを、廣瀬さんが力強く後押ししてくれたこと、そんな彼女の気持ちに応えてくれた人たち。
それらに感動しないはずがないじゃないですか!

ありがとう。
貴女が私を「お友だち」だと言ってくれる、それがとても誇らしいです。
貴女が私の気持ちに応えようと一生懸命動いてくれたように、私も貴女の気持ちに応えていきたいです。

06.02.00:45

地球の一部になる

tsuki5.jpg夕方、友だちからメールが届いた。
「7時38分、北西から南にかけて、若田さんの乗った宇宙ステーションが見えるって!」
時計をみると3分前。
うう~♪ なんてジャストなタイミングで連絡くれるんだ・・・分かってるなぁー。

ベランダに出て、薄い夕焼け空をながめていると、半月のお月さまが南の空に高くのぼっていた。
お月さまのすぐ下を小さな星のようなものがすーっと動いた。

あそこから見た私は、地球の一部。
海ではなく、雲の下で、地上の一部。
簡単につぶしてしまえるアリのような存在なんだろうなぁ。
べらんめえ、ちくしょうめ!
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