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08.28.00:47 [PR] |
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05.20.00:14 明日のお昼はキーマカレーだな |
来なかった。
お願い、送って・・・明日の午後が締切よー。
あーあ、この分だと明日はまた高鍋に行かねばー・・・とガックリしていたら、別口で進めていた案件について夜、連絡が入った。
8割進んでいた企画が頓挫しそう。
ダメな時って重なるなぁ、こんなもんです。
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05.19.01:01 エレジー ~映画~ |
著名な大学教授が美しい教え子に恋をする。
彼は別れた妻との間に医師をしている息子がひとり。
恋人とは呼べないが、好きなときにやってきて、そして軽くセックスを楽しむだけの女友達もいる。
なんでも話合える友人もいる。
好きでひとりでいるし、彼の人生はパーフェクトのように思えていた。
彼女に出会い、恋に落ちるまでは。
ネタバレします。
教授は30も年下の彼女に対して保護者のような、人生の教師のような、そんな立場をとっていたが、彼女には彼が経験したことのないセックスや歴史があったことを知り、己の自信がだんだんと崩れていく。
崩れた「自信」、それは実にたわいもないことであり、傷つく自体馬鹿馬鹿しいこと。
しかし保護者的立場だった彼には「自分の知らないことを知っている」ことがどれだけ重かったか。
生身の女性なのだ、と知ったとき、「芸術品のよう」な彼女はもっと光り出す。
いつもそばで見ていなければ心配なほど。
誰かにとられはしないか、誰かを好きになりはしないか・・・・と。
そんな嫉妬にさいなまれる情けない彼を、彼女は受け入れる。
それで良いはずなのに、彼にはもうひとつ、最初から持っていた負い目がある。
30歳という年齢の差。
彼女は美しい若者だが、自分は醜い老人だ、と。
絶対的な負い目を持ちながら恋をはじめる。
もしかしたら自分を許してくれるかもしれない、という甘えもある。
その気持ちはわかる。
真剣なんだ、ということも。
相手に対して負い目があるなら、はじめから声をかけちゃだめだ。
それもわかる。
だけどもしかしたら上手くいくかもしれない・・・
そうして始まった恋は、彼女もずいぶん上手(うわて)で、余裕があったはずの彼はいつの間にかその恋に深くハマってしまう。
もうひとり、長年の女友達。
彼女はまだ歳も近く(といっても10歳以上は離れているだろうが)、軽くセックスだけなので気軽。
年下の彼女はいつ自分を捨てるかわからない。
寂しいので、彼女には居てもらわないと困る。
だから美しく若い女を抱いたあとでも彼女を抱く。
このずるさ。
けど、わかる。
彼の息子には愛人がいる。
息子は本気で愛人を愛していることに苦しんでいる。
妻や子供に対しても誠実であろうとして、苦しんでいる。
これもよくわかる。
様々な恋愛模様がとても切なくて、そして悲しいほどに不器用で。
相手に対しての負い目や甘えのある恋、家庭を持つものの恋、それらに対して答えはないけれど、どこか希望を感じさせる大人の恋愛映画でした。
エンドロールが素敵だった。。。とっても。
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05.18.08:00 阿修羅のごとく |
長い行列が話題になっていたので、「まさか阿修羅で?」と思っていたらやっぱり阿修羅展だった。
ばかー!くやしい・・・
その上、仏像好きが増えてるだとー!?
たしかに阿修羅は仏像には違いないけど「仏像」ってひとくくりにしてほしくないわー。
ってか、あんな風にあの人を取り上げてほしくないわー!
いいんだってば、阿修羅は教育テレビの夜10時45分、みたいな微妙な時間帯にひっそり取り上げてくれれば。
私の阿修羅をー!
私の阿修羅をー!
あの人の周り一周するのに20分近くかかる、なんて話題にしないでー・・・!
この腹立ちはなんなんだ。
嫉妬かー!
ああ・・・くやしい、会いたい、阿修羅に。
そんな阿修羅が九州にも来てくれる、って話しも出し惜しみしてたのにー。
太宰府の九州国立博物館で7月14日~9月27日。
何がなんでも行かなければ。
興福寺の改修工事に伴って旅にでた阿修羅さまたち。
10代からの憧れの君に会えるので、今から緊張している。
きっと泣くと思う・・・
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05.17.23:53 白河夜船で |
昔から、『お金持ちの中国人風』が好きだった。
その言葉を見事に体現していたのが「愛人」のときのレオン・カーフェイだった。
毎年行われる東京国際映画祭に彼がゲストで来ていたとき、隣室だったエマニュエル・ベアールが彼の部屋から聞こえる睦言がうるさすぎて眠れなかった!と文句を言っていた、という話があった。
うらやましい・・・相手の女。
あの頃のつやつや感はさすがに今の彼からは感じないし、枯れてはきたけれど、まだまだやれるよー♪という雰囲気は相変わらずなので嬉しい。
去年のはじめに篠山紀信のサイトをみていて久しぶりに格好良い!と思った女性が月船さらら。
篠山紀信というと、日本で初めてのヘアヌード写真集を私の愛する樋口可南子で撮り、宮沢りえちゃんを脱がせ、高岡早紀を脱がせ、あんなに綺麗に撮ってもらえるなら私もお願いします!と土下座したい御大。
話題先行、という気もするが、それだけの話題をきちんと提供できるのは、彼と被写体とが良い関係を持っていなければできないことで、それは彼の人柄もあるのだろう、と思っている。
それにやはり綺麗だもの・・・彼の写す女性たち。
その月船さらら。
元・宝塚、という経歴。
月組にいたころ、たぶん紫吹淳のトップお披露目公演で宮崎にも来てたはず。
宝塚をやめて、演劇の世界で切磋琢磨しているようで、たしかTOMさんが褒めていた映画の「世界で一番美しい夜」では主演。
今年の一月には女性ふたりの演劇ユニット『metro』旗揚げ公演も大好評に終わったらしい。
真矢みきが退団直前に出した『Guy』という写真集も篠山御大だったが、もちろんここまではなかったし、全然良いとは思わなかった。
彼女は彼女で退団後の紆余曲折があって今も女優さんとしてやっているけれど、スケールが小さい感がある。
宝塚時代に彼女が他のトップや男役との違いを長くのばしたひっつめ髪で表わしていたように、もう少し何かやってくれるかな?と期待していた。
けれど小さくまとまってしまった。
残念といえば残念。
彼女は演劇や映画よりもテレビ向きの人だったということか。。。
写真をならべてみて感じたが、同じスーツ姿でもレオンとさららはセクシーだけど、真矢みきにセクシーさはない。
レオンとさららとは恋人になりたい。
真矢みきとはすごく良い友だちになれそう。
そこの違い。
で、演劇ユニット『metro』旗揚げ公演が江戸川乱歩の「陰獣」。
次回作には行きたい!
レオン・カーフェイでお茶を濁したつもりだったが、やっぱり私、彼よりも月船さららがいいなぁ・・・
ここまで打っていたら、どうして彼の話題を最初に出したんだか忘れてたし。
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05.17.02:30 永遠のこどもたち ~映画~ |
過去、現在、未来・・・
そのいずれにも「永遠」はある。
幸せな孤独。
そんな言葉をちょっぴりあてはめてみる。
以下、思い切りネタバレしますので、これから観ようと思っているなら読まないほうがよいです。
孤児院だが仲の良い仲間たちがいて、きっと幸せに過ごしていたのだろう。
結婚した彼女は、そこを障害のある子供たちの施設にしようと家族と移り住む。
ひとり息子のシモンには空想の友だちができ、不思議なことが起こるようになり、開園準備の中、シモンが忽然と姿を消す。
ニコール・キッドマンの「アザーズ」のような雰囲気。
孤児院の建物も古くて広い建物。
怪しいソーシャル・ワーカーや、見えない何かに立ち向かう母親、という設定も。
違うのは、息子の秘密や孤児院での秘密、息子の最期などが実にさりげなく普通に登場すること。
ただし、その演出が緊張感にあふれ、とにかく最初から最後まで一気にみせる。
残酷なシーンは一か所ぐらいで、それも怪我をした、とかそういうこと。
なんといってもこの作品で秀逸なのは、ラストのラウラと子供たちのシーン。
あのシーンの感動は、あとからあとから止めどなく打ち寄せる波のよう。
「アザーズ」のようにただ切ないだけでなく、もしかするとハッピーエンドなのかも?とも思う。
そこにはあまりにも切実な「永遠」があるから。
最終の回で観たのですが、帰りの自転車からみた大淀川の景色がとても綺麗で、切ない気持ちになりました。