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  • 04/27/10:05

10.17.23:09

ホームレスの女

日曜日の朝、久しぶりにひとりで映画を観るために出掛けた。
ウチから大通りに出て右折し北に向かう。
道を曲がりながら、信号待ちをしているひとりの女を見た。
陽に焼けた肌に髪の毛がところどころ抜けおち、そろそろ寒くなってきたというのに半そでのシャツを着て、車輪のついたトランクのような荷物を引いている。
女がどんな暮らしをしているのか知らないが、清潔とは見えないそのいでたちから何となくホームレスかもしれないと私は思っている。
思っている、というのは、私はその女を5,6年前から同じあたりで見かけているからだ。
もっと前から女はいたかもしれない。

女を見掛けたのは久しぶりだった。
その日曜日は近くの小学校で運動会が開かれており、そうでなくても人通りのまばらな町はいつも以上に人がいない。
空は高くさわやかな秋晴れで、女のいる風景は寂しいくらいにとても爽やかだった。
どうしてか、懐かしい思いがした。
女が今でも陽に焼けた肌とところどころ髪の抜け落ちた頭をして、ささやかなトランクを引いて町を歩いていることが、なぜかとても嬉しかった。

その少し前、私は訪れた場所で人懐こい迷い犬に出会い、写真を撮ったすぐあとにその犬が保健所に連れて行かれたと知った。
迷い犬だと聞いたときに悪い予感はしていた。
面倒みきれないなら関わってはいけない。
そう知っているけれど、顔がとても不細工で可愛くないのにとても人懐こい犬だったので、つい写真を撮った。
犬は悪さをするでもなく、そこにいた。
あと少ししたら殺されるのだろうか。
やはり関わらなければ良かったと思った。

女は誰かに助けを求めているのだろうか。
何年も前から同じような姿で暑い日も、寒い日も町を歩いている。
ならば女は今のままの自分で、今のままの生活で良いのだろう。
尋ねたことはないが。
犬と違い女は人だから通報されないのだろうか。
それとも誰も声をかけないだけか。
町の中に存在する、周りからは異質に見えるもの。
それらが周りに何の迷惑もかけず、ただそこに存在しているのならば、そのままで良いと思う。
もしかするとそれらの方が私よりもマトモかもしれないし。

新興住宅地の暗がりのベンチでは、近くの進学校の高校生たちが身体を重ねて恋に没頭している。
「私はどんな考え方でも受け入れている」と、なぜか上から目線で嘘つき女がさけぶ。
彼らはみんな自分は普通だと言っていたっけ。
自分を顧みもせず。

今夜は少し寒い。
あの女はどこで眠るのだろう。
関わろうとは思わないが、私はあの女を見掛けるとホッとする。
それはただのわがままかもと自嘲する。
少し寒い夜。



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07.31.23:35

いま、そこにある危機

中国で大きな列車事故が起こり、日本ではここぞとばかりに中国の建設事情だの、ものすごい手抜き工事の実体だのを報道している。
主にワイドショーと呼ばれる、毒にも薬にもならない番組で紹介されているのだが、世の中の大勢はこのようなツールで情報を得ているので、そんな皆さんはもしかすると今頃「ほんっとに中国って油断できないわー」なんて心のすみにインプットされているのかもしれない。
いやいや・・・・・日本政府も相当なものです。

あんな番組を観ていると、つくづく私は芸能人じゃなくて良かったと感じる。
今のご時勢で、私の性格で、「まあ・・・・、中国でも大変な事故がおこり、政府も事態の収拾と、国民感情の鎮静化に懸命に取り組んでいるようですが、日本国内でもあれ以上のことが起きてますよねぇ」など、言わないはずがない。
他に伝えたいことがあるのに、ニコニコして「ロックは可愛い」など言えない。

中国のあの列車事故は、あの場所で、あの列車に乗っていた人たちが被害に遭ったのだけれど、日本国内の被害は、国内全域、被害者数は数知れず、それも特定できず。
そのうえ、政府や行政、一般市民までが総ぐるみで拡大させている。
政府や行政はメンツの名のもとに、一般市民は支援という善意の名のもとに。
子どもが食べる以外は、大人であれば東北産の食べ物はいくらでも食べてよいと思う。
子どもとは違い、大人にはもう想像しうる未来しかないもの。
でも、それを他にすすめたりはしないでね。
食べたい人だけで食べればいい。

福島県会津地方の美坂高原という場所のコピーを作った。
どのような場所なのか、直接電話をして尋ねたのだが、電話に出た女性が丁寧に答えてくれた。
とても誠意を感じさせる応対をしてくれた。
その時は、そこが福島県だと気付かずにいたのだが、調べものをネットで検索して気付いた。
美坂高原はとても美しい場所で、民間の団体が運営しているらしく、高原の利用方法などを一般の人たちから募集するような書き込みもあった。
管理人が山登りのブログを作っていたが、自然への畏敬や感謝にあふれた素敵な文章だった。

そのような人たちが住んでいる。
故郷へのほこり、自分たちが作った食べ物への誇り、それらをしっかりと持っている。
真摯に生きている。
彼らの気持ちを感じて、とてもつらかった。
このような人たちに、放射能汚染されているからしばらくは住めないよ、とは言えない。

正しい事を正しく公表する。
4か月経っていても良い。
いつまでも黙ってられるより良い。
真摯に生きている人たちには真摯に対応することが礼儀だ。
それがどんなに辛い現実を語ることになっても、それが礼儀だ。

宮崎県内でも放射能汚染物質を含む牛肉が出回っている。
なぜ牛肉だけを取り上げるのかは判らないが、
内部被ばくをしている食品は牛肉だけではない。
それにしてもこの話題を地元新聞が取り上げないのは何故だろう?
知らないはずはないし、とても重要な話しであることも判っているはずだ。

政府は日本国民を助けるつもりはないらしい。

07.02.00:50

東京砂漠では生きていけない

昨日はつい、打ったのだけれど、あれには続きがある。
圧倒される。
あの夜景を目の前にしたときには、きっと、うわぁ~~~っと言うにちがいない。
すごいなぁ!と感じるだろう。
でも、そこまでだと思う。

そして私の頭の中では

「ああ、あなたがいればー、あなたがいればー、つらくはないわー、この東京さばくー」
という、前川清の歌が流れる。
誰かが一緒にいてくれないと、寂しくて寂しくて、きっと誰かに側にいてほしいと思うに違いない。

この夜景をひとりじめ!
私が夜の女王よ!
とは決して思わないだろう。
難儀だ。

高千穂のお山から感じたような、誰もいない場所なのに何かから包まれたような感覚は、あの夜景からは感じないと思う。

東京ヘリ・ナイトクルーズでは、360度の眺望。 眼下に広がる光の洪水。
そんなコピーを考えながら、その光景を想像すると確かにそれに圧倒されて、言葉を失うだろうけれど、でも最初だけで、きっとそのうちに飽きると思う。

ということで、ちょっと休憩してます。

06.30.10:14

こんなことやってる場合じゃないんだけど

面白いことをやっている。
それで全国の夜景の綺麗な場所をネットで検索しているのだが、「新宿NSビル展望ロビー」を検索したらば、その景色があまりに綺麗なのでつい・・・・・
なんとまあ、人が作った構造物、資本主義社会のモデルのきらびやかなこと!
きれいで圧倒される。
こんなときに、私ったら・・・



06.11.00:41

時におもうこと

盲目的に子どもの部活なんかに口出したり、周りの子どもの面倒みたり、
またはどこどこの誰がどうしたこうした、って話しに詳しかったり、
学校行事に行くとやたらと集団できゃっきゃとしゃべっていたり、
車の中がクッキー臭かったり、そんなお母さんになれなくて、たまにシュンとなる。

ま、ならんちゃけど。